ニュージーランド代表オールブラックスがスコットランドに辛勝。ダミアン・マッケンジーの活躍で後半に勝ち越し。
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■キルター・ネーションズシリーズ
11月8日@マレーフィールド(エディンバラ)
【ニュージーランド 25-17 スコットランド】
世界ランキング8位のスコットランド代表が同2位のニュージーランド代表“オールブラックス”をホームに迎えた。スコットランドはマレーフィールドでのテストマッチ100周年を記念した特別ジャージーを着用し、対するNZは白のセカンドジャージーで一戦に臨んだ。
試合開始早々NZがスコアを動かす。前半2分、ブレイクダウンからLOジョシュ・ロードからボールをピックして突破、サポートのSHキャム・ロイガードに託してトライ(G)をマークし7点を先制した。
以降はNZが攻めてスコットランドが守る構図が続くも、なかなかスコアは動かず。NZは29分のPGで3点を加えて均衡を破る。その後33分にWTBリロイ・カーターが相手に足をかけたことでイエローカードを受け、10分間の一時退出となる。数的不利となったNZだが、40分にスクラムからの展開でFLウォレス・シティティが左サイドを抜けてFBウィル・ジョーダンにつないでトライ(G)。17-0とリードして前半を折り返した。
スコットランドは後半にギアを上げる。アタックで圧力をかけてペナルティを誘いながら前進し、6分にラインアウトからモールを組み、コラプシングが起きる中でトライ(G)を返した。NZは一連のプレーでFLアーディ・サベアがシンビンとなり、プレーヤーを失う。
数的有利のスコットランドはさらに勢いを重ねる。11分、左サイドに作ったスペースからWTBカイル・ステインがトライゾーンに入り、さらに7点を追加。20分にもSOフィン・ラッセルがPGを決めて、ついに同点に追いついた。
この直後の21分、NZのFLシティティがデリバレイトノックフォワードをおかし、この試合3人目のイエローカードを受ける。窮地に陥ったNZだが、途中出場のFBダミアン・マッケンジーがチームを救う。
50:22キックでチャンスを作り出し、NZにモメンタムを生む。続く右のラインアウトからの展開でパスを受け、左のエッジまで走り込むと体を回転させながら相手のタックルを受け流してトライゾーンのスミにグラウンディング。34分にNZが5点を勝ち越した。
FBマッケンジーは39分にも52mのPGを通し、NZのリードを安全圏に広げた。最終スコアは25-17、マレーフィールドでの接戦をオールブラックスが制した。



