国内 2025.08.17

【大学練習試合】帝京が早稲田に快勝。夏の菅平で春のリベンジ。

[ 編集部 ]
【大学練習試合】帝京が早稲田に快勝。夏の菅平で春のリベンジ。
帝京大の攻撃を牽引したSO本橋尭也(撮影:編集部)

■練習試合
・8月17日@アンダーアーマー菅平サニアパーク メイングラウンド
【帝京大学 35-17 早稲田大学】

 秋季シーズン開幕を前に、夏合宿の聖地・菅平高原で昨季全国大学選手権ファイナリストの2チーム、帝京大と早大が激突した。関東大学春季交流大会では早大が36-35で勝利を収めている。

 試合は立ち上がりから両チームがプレッシャーをかけ合う展開に。スコアが動いたのは前半17分、帝京大が左へ展開するとWTB吉田有佑が裏へ抜けてトライ。CTB大町佳生のコンバージョンも決まり7点を先制した。

 その後も帝京大がテリトリーで優位に立つも、早大の守備が耐えて追加点を許さない。スコアが動かぬまま前半終了間際まで時計が進むと、早大がラインアウトのチャンスからフェーズを重ね、HO清水健伸がラックからトライゾーンまで手を伸ばしグラウンディング、スコアを5-7として2点差に迫った。

 後半は帝京大がギアを1段階上げる。早大のペナルティを誘いながら前進すると、9分にラインアウトで後ろに逸れたボールをしっかりとリカバリーしたNO8服部凰真がトライ(G)。さらに15分には左前方へのキックパスをFL甲斐敬心がキャッチ。ボールをつないで最後はFB吉田琉生が右中間でトライラインを超え、リードを16点に広げた。(21-5)

 その後も勢いを重ねた帝京大は2トライ2ゴールを奪い、35点を重ねた。意地を見せたい早大は40分を過ぎてからラインアウトモールでトライ。さらに続くアタックでSO服部亮太がランでのラインブレイクから左前方へキックパスを通し、WTB山下恵士朗が左スミに飛び込みチーム3トライ目を決めた。

 最終スコアは35-17、5トライ5ゴールを奪った帝京大が春季大会のリベンジを果たした。大町佳生主将はコンバージョンキックを全5回成功させ、優れた精度を発揮した。

 帝京大の相馬朋和監督は「夏に取り組んでいることが、こうやって結果として出たことは、すごくよかったです」とチームビルディングへの手応えを語った。

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