国内 2025.08.01

埼玉パナソニックワイルドナイツが新体制発表。ロビー・ディーンズ監督の後任に金沢篤HCが就任。堀江翔太氏はFWコーチに。

[ 編集部 ]
埼玉パナソニックワイルドナイツが新体制発表。ロビー・ディーンズ監督の後任に金沢篤HCが就任。堀江翔太氏はFWコーチに。
ロビー・ディーンズ前監督(撮影:舛元清香)

 NTTリーグワン ディビジョン1の埼玉パナソニックワイルドナイツが8月1日、2025-26シーズンの新体制を発表した。

 2014年度より監督を務めていたロビー・ディーンズ氏がエグゼクティブアドバイザーとなり、チームを指揮するヘッドコーチにはBKコーチを務めていた金沢篤氏が就任する。

 ニュージーランド出身でオールブラックス5キャップのロビー・ディーンズ氏(65)は、NZ代表アシスタントコーチ、オーストラリア代表監督を務めた後、トップリーグ時代の2014年にパナソニックの監督に就任。チームを4度の優勝に導き、常勝軍団のカルチャーを作り上げた。

 金沢篤 新HC(47)は元慶大HCで、2019年よりBKコーチを務めていた。ロビー・ディーンズ前監督について「彼の下で過ごした6シーズンは、私にとって非常に大きな学びと経験になりました。役割は変わりますが、これからもロビーさんと共に仕事ができることを大変に心強く感じています」とコメント。

 HC就任にあたり「大きな責任と重みを感じる一方で、この挑戦を心から楽しみにしています。これまで多くの方々が築き上げてきた伝統と価値を大切にし、日々謙虚な姿勢を忘れず、選手・スタッフとともにチームの成長に全力を尽くしてまいります」と意気込みを伝えている。

 また2024年に引退した元日本代表のチームOB、堀江翔太氏(39)はアンバサダーからFWコーチとなる。「僕の経験を選手にしっかり伝えながら、スタッフと選手が一丸となれるように、頑張っていきたいと思います!」と語っている。

 同じくチームOBで元オーストラリア代表のベリック・バーンズ氏(39)がBKコーチに就任する。昨季は九州電力キューデンヴォルテクスのコーチングコンサルタントを務めていた。現在は女子日本代表“サクラフィフティーン”のBKコーチで、8月22日開幕の女子W杯イングランド大会に臨む。埼玉WKへの合流は10月ごろの予定だ。「これからは、選手やコーチ陣と力を合わせて、ワイルドナイツに関わるすべての皆さまにとって、2025-26シーズンが記憶に残る素晴らしい一年となる様に貢献してまいります」と所信を表明した。

 昨季、埼玉WKはレギュラーシーズン2位でプレーオフトーナメントに進出するも、準決勝でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに敗れ、リーグワン創設後、初めて決勝への進出を逃す結果となった。3位決定戦ではコベルコ神戸スティーラーズに敗れ、最終順位は4位となった。

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