南アフリカ代表“スプリングボクス”、9トライ奪いジョージアに快勝。7月テストマッチ3連勝。

■男子インターナショナルマッチ
・7月19日@ムボムベラ・スタジアム(ムボムベラ)
【南アフリカ 55-10 ジョージア】
「ラグビー テストマッチ2025 インターナショナルシリーズ」
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7月の国内テストマッチシリーズでイタリアに2連勝した世界ランキング1位の南アフリカ代表“スプリングボクス”。3戦目は同11位のフィジカル強国、ジョージア代表“レロス”と対戦した。
先制点はジョージアに入る。南アフリカからペナルティを誘いながら前進し、前半3分にラインアウトモールからHOヴァノ・カルカゼがトライ。SOルカ・マトカヴァのコンバージョンも決まり7点を奪った。
先手を取られた南アフリカだが、ここから本領を発揮する。9分、ペナルティ起点のラインアウトからトライライン前でフェーズを重ねて、初キャップのPRボーン・フェンターが右中間を押し込み5点を返す。さらに14分、またもラインアウトから同じく初キャップのHOマルナス・ファンデルメルヴァがトライゾーンに飛び込み逆転に成功した。
さらに19分には自陣左サイドのラインアウトから右に展開しSHグラント・ウィリアムズがビッグゲイン、最後はCTBキャナン・ムーディーがトライゾーンの右スミに押さえて、3連続トライでリードを広げた(15-7)
ジョージアは29分のPGで5点差に迫るも、南アフリカが32分に再びラインアウトモールからトライを奪う。SOサシャ・ファインバーグ=ムンゴメズルが4度目のアテンプトで初めてコンバージョンを成功させ、前半を22-10のリードで折り返した。
後半も圧力を高める南アフリカ。ジョージアのキャリーバックを誘うと、7分に5mスクラムから、WTBエドウィル・ファンデルメルヴァが右サイドでトライラインを越える。(32-10)
以降もジョージアの攻撃を跳ね返しながら、スコアを重ねていく南アフリカ。33分にはSHファフ・デクラークの裏へ落とすキックからWTBファンデルメルヴァが悠々とグラウンディングする、スキルを生かしたトライも生まれた。
最終スコアは55-10、スプリングボクスが強さを見せつけ9トライを奪い快勝した。8月に開幕する南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」での南アフリカ史上初の連覇に向け順調な仕上がりを見せている。敗れたジョージアは、11月22日にホームで日本とテストマッチを戦う。