ワールドカップ 2015.06.30

負傷者多数の南ア代表 SHデュプレアの復帰はW杯直前になる可能性も

負傷者多数の南ア代表 SHデュプレアの復帰はW杯直前になる可能性も

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スプリングボックスの頭脳。SHフーリー・デュプレア(Photo: Getty Images)

 ラグビーワールドカップ2015のプールB第1戦で日本代表と激突する南アフリカ代表(愛称:スプリングボックス)だが、8年ぶりの王座奪還に向けてキーマンのひとりと期待されているSHフーリー・デュプレアは、怪我をしており、最悪の場合、本番直前までプレーできないかもしれない。

 南アメディアの『sport24』によると、デュプレアは先週、所属するサントリーサンゴリアスの練習中にひざを痛め、内側側副靱帯の損傷で、完治まで4〜8週間はかかる見込みだという。7月17日に開幕するラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)は不参加が濃厚で、回復が遅れればテストマッチでプレーすることなくワールドカップに臨むこととなる。

 デュプレア不在の間は、2007年ワールドカップの優勝メンバーで、現在80キャップを持つルアン・ピナール(アルスター)が9番を着ることになると思われるが、3番手と目されるシャークスSHのコーバス・レイナーは手の負傷でリハビリ中。その他のSH候補選手2人、ルディー・ペイジ(ブルズ)とファフ・デクラーク(ライオンズ)は、代表デビューしていないノンキャッププレーヤーだ。

 ハイネケ・メイヤー ヘッドコーチは先週、リハビリ組を含む49名のスコッドを発表したが、主将のCTBジャン・デヴィリアーズ(ひざ)、ユーティリティBKフランソワ・ステイン(胸筋)、NO8デュアン・フェルミューレン(首)、FL/NO8スカルク・バーガー(股関節周辺部分)、FL/NO8ヴィレム・アルベルツ(足首)、FLハインリッヒ・ブルソー(腕)、SO/FBパット・ランビー(首)、CTBヤン・サーフォンテイン(腰・ひざ)、CTBライオネル・マプー(ひざ)、LOルーダヴェイク・デヤガー(ひじ)、LOピーター=ステフ・デュトイ(ひざ)と、負傷者が多い。ベテランCTBジャック・フーリーもしばらくはコンディショニングプログラムで状態を上げていく予定で、PRコーニー・ウーストハイゼンにいたっては、先週、首の手術を受けたばかりだ。

 ワールドカップに参加する最終メンバー31名は8月末までに決まる。

 日本と南アフリカが入るプールBでは、サモア、スコットランド、アメリカも8強入り(準々決勝進出)を狙っている。

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