海外
2015.05.03
リーチが3トライ目! しかしチーフス惜敗で首位との差開く
フル出場したチーフスのNO8リーチ(右から2人目)。リーダーシップも発揮している
(Photo: Getty Images)
(Photo: Getty Images)
2年ぶりのスーパーラグビー優勝をめざすチーフス(ニュージーランド)で存在感を増し続けている日本代表主将のリーチ マイケルは、5月2日にメルボルン(オーストラリア)でおこなわれたレベルズ戦で、自身にとってのスーパーラグビー3トライ目を挙げるなど奮闘したものの、チームは15-16で敗れた。
7試合連続の先発出場となったリーチは、6点を追う後半28分、ゴール前の密集でボールを拾い上げてから素早く突っ込んでライン上に押さえ、1点差に詰めるトライを挙げた(SOダミアン・マッケンジーのコンバージョンキックはポストに当たって逆転ならず)。
さらにリーチは終盤、自陣深くでの相手ボールラインアウトをスチールしてチームをピンチから救う活躍をしたが、主将のFLリーアム・メッサムをシンビンで欠いていたチーフスのその後のアタックは実らず、結局、1点差で惜敗となった。
チーフスはプレーオフ進出圏内のトップ6には入っているものの、連勝は4でストップし、8勝3敗(勝点38)となって首位ハリケーンズ(勝点43)との差が開いた。
一方のレベルズは、2011年の参入以来、チーフスを倒したのは初めて。今季からレベルズに新加入した日本代表PRの稲垣啓太は、この試合のメンバーには選ばれず、リーチとの対戦でスーパーラグビーデビューとはならなかったものの、スタンドで観戦し、チームの歴史的勝利を喜んでいた。レベルズは5勝5敗(勝点24)で、初のプレーオフ進出の可能性はまだ十分ある。
また、ハイランダーズに所属するSH田中史朗は1日にホーム(NZ・ダニーデン)でおこなわれたシャークス戦に後半から出場し、48-15の勝利に貢献している。7勝3敗(勝点33)となったハイランダーズも、上位6位以内をキープした。