ニュージーランド代表“オールブラックス”、SOボーデン・バレットとPRイーサン・デグルートの負傷離脱を発表。

ニュージーランド代表“オールブラックス”は9月29日、南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」第6節兼オーストラリアとの2国間で競う「ブレディスローカップ」第2戦・オーストラリア代表“ワラビーズ”戦(10月4日・パース)に臨むスコッド編成の変更を発表した。SOボーデン・バレットとPRイーサン・デグルートが離脱する。
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27日にオークランドでおこなわれたオーストラリア戦(○33-24)、ボーデン・バレット(34)は前半26分に相手のキックで後方に転がったボールをトライゾーンでセービングしたが、直後に苦悶の表情を浮かべ交替。試合終了後は右腕を三角巾で支える様子が確認されていた。今回、肩鎖関節の損傷と発表されたが、今後の検査により復帰時期が判明するという。
ルースヘッドPRイーサン・デグルート(27)はこの試合の前半30分、相手のトライを防ごうとタックルに入った際に味方のLOファビアン・ホランドとの頭部の接触が起きた。試合中のHIAで脳震盪の判定を受け、今回の遠征スコッドから外れることになった。デグルートの離脱を受け、ハリケーンズのPRテビタ・マフィレオが追加招集される。
オールブラックスは前節の勝利でブレディスローカップの23年連続保持が決まったが、3トライ差以上で得られるボーナスポイントを加えることができなかったため、TRCレースでは合計勝ち点14・得失点差-6の2位にとどまり、勝ち点15・得失点差+55の南アフリカを追う立場にある。
これまでのTRC5試合でスターターに選ばれていたボーデン・バレット、イーサン・デグルートの離脱はオールブラックスにとって大きな痛手だが、最終節で挽回することはできるか。