国内 2024.04.20

日野レッドドルフィンズがD3優勝 入替戦めざすウォーターガッシュ昭島は終盤に意地みせる

[ 編集部 ]
日野レッドドルフィンズがD3優勝 入替戦めざすウォーターガッシュ昭島は終盤に意地みせる
D3で優勝を決めた日野レッドドルフィンズ。来季はD2が舞台となる (C)JRLO


 リーグワン2023-24のディビジョン3で負けることなく首位を走り、すでに自動昇格を決めている日野レッドドルフィンズが、4月20日に神奈川県の厚木市荻野運動公園競技場でクリタウォーターガッシュ昭島を59-41で下し、9勝1分(総勝点45)となり、優勝が決まった。

 一方、ディビジョン2最下位チームとの入替戦に出場できる3位をめざすウォーターガッシュ昭島は、これで3勝7敗(総勝点12)。ライバルであるマツダスカイアクティブズ広島(4勝6敗・総勝点19)との差を詰めることはできなかったが、終盤の粘りはラスト2試合へつながる奮闘だった。

 相手にペナルティゴールで先制された日野レッドドルフィンズだが、すぐに主導権を握った。
 前半5分、ラインアウトからモールで前進後、HO谷口永遠がボールを手に突っ込み最初のトライを決めた。7分にはターンオーバー後テンポよくボールを回し、WTB小島昂が右外を振りきってインゴールに持ち込んだ。14分にもブレイクダウンのターンオーバーから攻め込み、LOゼファニア・トゥイノナが抜けて追加点を獲得。21分には連続攻撃をWTB大内空がフィニッシュすると、26分には大内のカウンターから勢いづき、ゲームキャプテンのSH橋本法史がラックサイドのギャップを抜けてインゴールへ走りきった。

 前半はその後、ウォーターガッシュ昭島に2トライを許したが、日野レッドドルフィンズは34分にドライビングモールでペナルティトライを獲得し、38-13で折り返しとなった。

 日野レッドドルフィンズは後半早々にも、スクラムで圧力をかけてターンオーバーし、敵陣深くのラインアウトへと移り、モールを活かしてNO8堀江恭佑がトライを獲得。51分(後半11分)にはHO谷口の力走突破からたたみかけ、SH橋本が蹴ったボールをFL朝長駿がインゴール右隅に押さえ、50点に到達した。その後も追加点でリードを拡大。

 一方、ウォーターガッシュ昭島は、46点差をつけられながらも最後までハードワークし続け、ラスト20分間で4連続トライを奪い返し、意地を見せた。

クリタウォーターガッシュ昭島(ブルー)はファンの声援に応える奮闘を最後まで続けた (C)JRLO

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