女子セブンズ日本代表はロサンゼルス大会9位 最終日にスペインとイギリスに連勝
7人制ラグビー“セブンズ”の、男子・女子それぞれ世界トップ12チームが競う国際サーキット「HSBC SVNS 2024」は、第5ラウンドのロサンゼルス大会(アメリカ)が現地時間3月1日~3日に開催され、参加する女子セブンズ日本代表は最終日の順位決定戦で2連勝し、9位に終わった。
プールステージで3戦全敗だった日本だが、9位以下の順位決定トーナメント初戦でスペインに14-12と競り勝った。
相手に先制を許したものの、前半5分、敵陣深くでのスクラムからファーストレシーバーの須田倫代が抜け、7-7の同点に追いついて折り返した。
そして、後半開始早々、大谷芽生が自陣から抜けてゴールへ走りきり、勝ち越し。その後、2点差に詰められ、終盤も苦しい時間が続いたが、がまんのディフェンスでリードを守りきり、今大会初勝利となった。
9位・10位決定戦ではイギリスと対戦し、24-19で逆転勝ちした。
日本は前半2分に三枝千晃がディフェンスを破ってゴールに持ち込み先制。しかし、その後、イエローカードを提示されて数的不利の時間帯に失点し、ハーフタイム前にも粘り強くディフェンスしていたが相手に連続トライを許し、7-12で前半を終えた。
後半の立ち上がりには日本に反則が続いて攻め込まれ、12点ビハインドとなった。
だが4分、イギリスにイエローカードが出ると、日本は数的有利を活かして反撃し、キャプテンの平野優芽がトライ。リスタート後には相手にエラーが出てスクラムとなり、そこから持ち出した平野がハンドオフで抜け、そのままゴールへ走りきった。コンバージョン成功で同点となった。
そして、ホーンが鳴ったあと、相手の反則でボールを手にした日本は、タップからテンポよくつないで平野が切り込み、ハットトリックで接戦を制した。
次の舞台はアジアに移り、1カ月後の4月5日~7日に香港で第6ラウンドが開催される。