東京サンゴリアスが三重ホンダヒートを下し2勝目 今季D1昇格のヒートは3連敗
ジャパンラグビー リーグワン2023-24(ディビジョン1)は、年末年始の休暇に入る前の12月24日、第3節の試合がおこなわれ、三重県の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿では、東京サントリーサンゴリアスが三重ホンダヒートを34-16で下し、2勝1敗となった。今季昇格のヒートは3連敗。
サンゴリアスは試合序盤、FL山本凱が敵陣10メートルライン付近から抜けてゴールへ走りきり先制すると、相手にイエローカードが出て数的有利だった12分にも攻め込み、FL下川甲嗣がトライ。18分にはSO高本幹也の「50:22キック」で敵陣深くに入り、ラインアウトからモールで押し込んだ。
17-6で折り返したサンゴリアスは、52分(後半12分)、FL山本のビッグゲインを起点にサポートもついてチャンスを広げ、波状攻撃をLOシオネ・ラベマイがフィニッシュ。55分には相手がラインアウトから展開したところ、ディフェンスで前に詰めてWTB尾崎晟也がタックルで相手のパスの乱れを誘い、こぼれ球をFB松島幸太朗が拾ってゴールへ駆け抜けた。サンゴリアスは65分にもLOツイ ヘンドリックのブレイクから、サポートしたFL山本も力走してチャンスを作り、HO呉季依典のトライにつながった。
一方、ヒートは59分にSH竹中太一のブレイクスルーからチャンスを広げ、ゴールに迫り、PR平野叶翔がピック&ゴーでライン上にボールを押さえ、ディビジョン1のホーム開催ゲームで初めてのトライが認められた。61分にLOフランコ・モスタートが同じ南アフリカ代表のサンゴリアスWTBチェスリン・コルビのタックルを振りきってフィニッシュしたチームアタックは、一連の流れのなかで反則があり、ノートライとなったものの、71分にも敵陣深くに入って、ドライビングモールからキャプテンのFL古田凌が抜けてトライを決めた。
ヒートに2トライを許したサンゴリアスだが、自軍は計6トライ挙げ3本以上差をつけたため、ボーナスポイント獲得となった。