パリ五輪への1枠争うアジア予選 日本は男女ともプール戦1位通過で準決勝へ
パリ2024オリンピックの7人制ラグビー(セブンズ)アジア代表1枠をかけた予選が11月18日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムで始まり、セブンズ日本代表は男女ともプールステージ1位通過で準決勝進出を決めた。
プールAに入った男子日本は、初戦でインドを50-0と圧倒すると、2戦目では難敵の韓国を34ー0で下し、各組上位2チームが進める準決勝進出をほぼ確実にした。
韓国戦では、序盤にPKからの速攻で石田吉平が先制し、ディフェンスでも相手にプレッシャーをかけ続けて主導権を握り、連続トライでリードを広げた。24-0で迎えた後半早々にはケレビ ジョシュアのビッグゲインからチャンスとなり、サポートした丸尾崇真がフィニッシュ。その後も1トライを追加し、快勝となった。
プールA最終戦は、フィジカルが強い中国に苦戦し、終盤にイエローカードを提示され数的不利となって逆転負け(14-21)を喫してしまったが、日本、中国、韓国が2勝1敗で並び、得失点差により、日本が1位、中国が2位通過で準決勝進出となった。
男子日本は準決勝で、プールBの2位となったUAE(アラブ首長国連邦)と対戦する。プールB1位通過は香港。
なお、アジア予選は男女とも優勝チームがパリオリンピックの出場権獲得となり、2位と3位のチームは世界最終予選(敗者復活戦)に進むこととなる。
女子日本はプールDに入って2試合を戦い、初戦はカザフスタン相手に7トライを挙げ43ー0と快勝。タイとの2戦目も、キックオフからボールキープの時間が長く、19-0で連勝となった。
タイ戦では、前半2分に梶木真凜がギャップを抜けて先制すると、5分にはスクラムでターンオーバーしてボールをつなぎ、吉野舞祐が快足を飛ばした。14-0で迎えた後半は、須田倫代やキャプテンの平野優芽などが好タックルでチームを鼓舞し、4分には水谷咲良のラインアウトスチールから堤ほの花のトライにつながり、快勝となった。
女子日本は準決勝で香港と対戦することになり、そこに勝てば、中国×タイの勝者とファイナルで顔を合わせパリ行きの切符を争う。