海外
2014.10.07
イングランド期待のリーグスター 骨折でユニオンデビュー遅れる
来年秋に開催されるラグビーワールドカップで、イングランド代表の秘密兵器になるのではないかといわれているラグビーリーグ(13人制)のスーパースター、サム・バージェスだが、10月5日におこなわれたNRL(オーストラリア・ニュージーランドのプロラグビーリーグ)決勝で試合開始早々に頬骨を折り、ラグビーユニオン(15人制)でのお披露目は遅れることになった。
負傷したあともグラウンドに立ち続け、マン・オブ・ザマッチに選ばれる活躍で、俳優のラッセル・クロウが共同オーナーを務めるサウスシドニー・ラビトーズの43年ぶりの優勝に貢献したバージェスだが、実は今年2月にラグビーユニオンへの転向を決断し、3年契約で母国イングランドのバース(プレミアシップクラブ)に加入することが決まっている。
強烈なタックルと突進力が魅力の25歳は、15人制ではCTBでプレーする予定。デビューは、今月25日のトゥールーズ戦(ヨーロピアンラグビー・チャンピオンズカップ)が有力視されていたが、英国メディアの『BBC』によれば、きょう火曜日に手術を受ける予定で、完治まで6週間はかかると見られている。ラグビーリーグの激闘を終えたばかりで休養も必要のため、ユニオンでの試合出場は12月以降になりそうだ。