国内
2023.09.10
【関東リーグ戦】東海大、今季は開幕白星発進。東洋大は法大との白熱ゲーム制す。
優勝チームが昇格チームに敗れる波乱が起きた開幕戦から1年。
関東大学リーグ戦5連覇中の東海大は、今季は危なげなく4季ぶり1部昇格の拓大を下した。9月9日、熊谷ラグビー場で11トライ奪い、71-12で圧倒した。
同会場の第1試合では、昨季初の大学選手権出場を果たした東洋大が要所で強さを発揮。法大との拮抗したゲームを、31-21で制した。
初めてリーグ戦を経験する選手が並んだ東海大は、序盤はやや硬さが出た。相手のキックオフを落球すること3度(後半にも1回)。ウェットなコンディションのなかハンドリングエラーも頻発し、思うような試合展開とはならなかった。
しかし、前半は両WTBの躍動でトライを重ねた。
先制トライは5分。ラインアウトからのアタックでWTB中川湧眞がブレイク、そのままインゴールに入った。続く9分には、反対側のWTB岡村優太がロングゲイン。中川の2本目のトライを引き出した。
その後はスクラムで押されるシーンこそあったが、両WTBは変わらず好ランを披露し続けた。12分にはWTB岡村が再び突破し、19-0。
16分にはSH木本真太郎ゲーム主将がラック脇を突いて拓大が1トライを返し、なおもゴール前に迫ったが、東海大はスクラムでペナルティを奪いピンチを脱する。
28分には反撃に転じ、CTB何松健太郎がトライ。34分、42分にはいずれもWTB岡村がチャンスを演出、38-7として前半を折り返した。
東海大は、後半には安定感を取り戻し、確実にスコアを重ねた。FL薄田周希が攻守に動き続けるなど、5トライを追加。
拓大も右PRのイジー・ソードなどが奮闘したが、1トライを返すので精一杯だった。
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