セブンズ
2014.09.07
男子セブンズ日本代表、またも栄冠逃す 「覚悟決めアジア大会では必ず金を」
男子セブンズ日本代表、マレーシアセブンズは銀メダル(撮影:出村謙知)
「ARFU アジアセブンズシリーズ 2014」の第2ラウンドが9月6日と7日にマレーシア(クアラルンプール)で開催され、男子セブンズ日本代表は2位に終わった。
準々決勝でタイを47-7と圧倒し、第1ラウンドの香港大会で苦汁をなめさせられた相手、韓国と再び準決勝でまみえて今度は19-12と競り勝ったものの、決勝では香港に7-24で敗れ、カップを逃した。
香港戦。前半7分、橋野皓介が危険なタックルでイエローカードをもらった直後、トライを奪われた。
0-7で迎えた後半も、日本はなかなかボールをキープできず、3トライを追加されてしまう。終盤、レメキ ロマノ ラヴァがハーフウェイからパワフルに突破して約50メートルを独走し、7点を返したが、これが精いっぱいだった。
日本にとってアジア最大のライバルである香港は、8月下旬におこなわれた第1ラウンドも制しており、今季アジアシリーズ2冠目となった。
男子セブンズ日本代表の瀬川智広ヘッドコーチは、「前回の香港大会での雪辱を果たすべき大会として臨んだが、決勝で香港に敗れ2大会続けて優勝を逃してしまい、大変残念」とコメント。トップリーグの開催期間中にもかかわらず、選手を派遣してくれたチームに対して感謝の言葉を述べ、「選手は短期間で15人制から7人制へ適応しようと最大限の努力をしてくれた。アジア大会まで残り3週間となったが、限られた時間のなかで各々が自覚し、さらに7人制を戦うためのコンディションを上げていく必要がある。今回の敗戦を真摯に受け止め、全員が覚悟を決めてアジア大会では必ず金メダルを獲得しなければならない」と、9月30日から韓国の仁川で開催される第17回アジア競技大会のセブンズに向けて、闘志を燃やした。