法大、開幕2連敗からの巻き返しへ。主将の植浦慎仁が挙げる課題。「全員がもっと一緒の方向を向けると思う」
突破口を探し求めている。
9月20日、関東大学リーグ戦1部で1敗の法政大は、同1勝の流経大に26-57で敗れた。
前半は3点リード(20-17)で折り返した。しかし後半21分以降に5連続トライを奪われて開幕2連敗。前半リードからの逆転負けは、後半無得点で関東学大に21-40で負けた開幕戦と同様の展開だった。
この日会場のケーズデンキスタジアム水戸は台風接近による風雨が続いた。試合後、ずぶ濡れになったLO植浦慎仁主将はナイター照明を浴びながら、硬い表情で敗因に触れた。
「自分たちはサイズが小さいのでワークレートを高くすることを一週間意識し、強度も上げましたが、結果に結びつかなかったです」
「後半はスクラムから流れが悪くなりました。自分たちが良い形で組めていてもペナルティを取られてしまったら意味がないので、強烈なヒットを一発するとか、自分たちから試合のターニングポイントを作っていかなければいけなかったと思います」
スクラムは序盤から圧力を受けた。前半7分からの被3連続トライは、自陣でのハンドリングエラー、スクラムのペナルティ、そしてモールで押し込まれるというパターン。エラーから始まるドミノを止められず、後半もセットプレーの大勢に変化は見られなかった。試合後、法政のフロントローの中には涙を流す選手もいた。
「課題はスクラム、ラインアウトモール、FWのゴール前でのディフェンス――。FWの部分です」
晴れの日もあれば雨の日もある。
報徳学園でも主将を務めて同校初の花園準優勝を経験したスキッパーには、こうした逆境でこそ立ち帰る場所がある。
「やっぱり私生活の部分が一番大事です。ラグビーの面だけではなく、生活の部分をもっと正していくことで、全員がもっと一緒の方向を向けると思います」
早朝練習がある日は上級生が朝4時45分に起床し、寮内を掃除している。私生活の重視が浸透しているリーダー陣を中心に、丁寧に率先垂範を積み重ねていきたい。
「次は去年の(リーグ戦)チャンピオンの東海大学さんにチャレンジできます。2連敗になったので、ここからは開き直っていきます」
関東リーグ戦1部は今年も群雄割拠。2021年度に2部から昇格した東洋大と立正大が台頭し、昨季は14大会ぶりに大学選手権出場の関東学大も復活した。
一昨季のリーグ王者だった大東文化大は2部にいる。一寸先は闇。まだまだ何が起こるか分からない。



