セブンズ 2026.07.01

【太陽生命ウィメンズシリーズ2026チャレンジャートーナメント】総合優勝は日本経済大学!入替戦出場を決めたトップ4の声

[ 編集部 ]
【太陽生命ウィメンズシリーズ2026チャレンジャートーナメント】総合優勝は日本経済大学!入替戦出場を決めたトップ4の声

 太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ昇格を目指す11チームで争われるチャレンジャートーナメントが5月16〜17日に名古屋(パロマ瑞穂ラグビー場)で、6月14日〜15日に静岡(エコパスタジアム)で開催された。

◆最後のページにフォトギャラリーあり(撮影:萩原康夫)

 2大会の総合順位でトップに立ったのは日本経済大女子。名古屋大会は決勝で早大女子に28ー31で敗れるも、静岡大会では同じ舞台でリベンジを果たした。

「前回大会では入りが悪くて負けてしまったので、この1か月は練習からとにかく入りにこだわってきました」(原田紗羽主将)

 課題を克服して序盤から長く敵陣での攻防を展開すると、2分には垂門奈々の突破で7-0とリードする。
 後半も立ち上がりにビリマイナ・ナイトゥクが個人技で追加点を奪った。その後に2トライを許すも、14-12で逃げ切った。

「去年の入替戦は後半にやられて、最後まで戦い切れないのが課題でした。そういう厳しい時間帯でもひとつになれるように、今シーズンのスローガンを『ONE HEART』にしました。今日みたいな試合を勝てたことは日経大にとって大きな収穫です」

 終盤はディフェンスで粘った。試合終了間際の攻防は相手のオーバーザトップで終わらせる。こだわったのはラックでの「ケンカ」だ。

「名古屋ではそこがぬるかったので。今回は最初から最後までケンカしようと。練習中から声をかけ合ってきました」

 日経大の創部は2020年と比較的新しいチームだが、早大の活動開始は2024年とさらに若い。それでも、早稲田は早稲田だ。

 関東学院大時代に早大と日本一を争ってきた淵上宗志監督は、その好敵手を「早稲田というチームは最後まで強いチーム。だから例えスコアで上回っていたとしても、最後までリスペクトの気持ちを持って気を抜かずにやろう」と選手に送り出した。

「早稲田という名前は本当に強いです。でも、私たちは2年前まで太陽生命(本大会)に出ていました。そこのプライドでは負けたくないと」(原田主将)

 名古屋大会から静岡エコパ大会までの間で、選手層が厚くなったことも後半の粘りに繋がった。
 大学セブンズ大会で大胆に選手を起用できたのだ。

「名古屋大会はけが人の入替だけでしたが、今大会では戦略的に変えられました。いろんなポジションをできるようになったことで、こういう相手にはこの選手をこのポジションで使う、ということがいまはできています。8月の入替戦では5人のリザーブを使えるようにもっと選手層を厚くしていきたいです」(淵上監督)

 2年連続での優勝に、指揮官は「あまりしてはいけない連覇なのですが」と笑った上で、「ホッとした」と安堵した表情も浮かべた。

 キャプテンを担う原田について、淵上監督は「リーダーシップがすごい」と賛辞を送る。
「私の背中を見てプレーしなさいと、そういうことをサラッと言えるんです。僕も結構キャプテンをしてきましたが、一度も言ったことがありません(笑)。なかなかのリーダーです」

 4月にはサクラフィフティーンに招集され、アジアチャンピオンシップの2試合で背番号10を背負った。
 元SOの淵上監督からは、「セブンズでは14分間、立ち続けるように」と指令を受ける。

「右にも左にも個で強い選手が揃っているので、私は真ん中にいてその素材を使うだけ」と原田は言う。

 その筆頭は石垣未夏美だ。京都成章時代はサクラセブンズの尾久土栞(早大)、藤原郁(日体大)、田中亜美(ながとブルーエンジェルス)の影響でなかなか日の目を浴びなかったが、この日はスピードに乗ったランと果敢に突き刺さるタックルで輝いた。

 原田、石垣をはじめ、高校時代は無名だった自分たちを育てた淵上監督への感謝は大きい。

「日経大は名のある子たちが集まるチームではないけど、みんな宗志さんには本当にお世話になっていて、イチから育ててくれました。なので、宗志さんを絶対にコアチームに連れて行くという思いで日々励んでいます」(原田主将)

 恩返しの旅は続く。

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