佐藤健次[埼玉パナソニックワイルドナイツ/HO]の反省と課題。「優勝のピースになれるように」探る集中のプロセス
リーグワンで4シーズンぶりの王座奪還を目指す埼玉パナソニックワイルドナイツが4月25日の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦に57-19で完勝。今季15勝目を挙げ、残り2節の時点でリーグ戦の首位に立つ。この試合にリザーブから出場したHO佐藤健次は、持ち前の機動力を生かしてゲインを重ね勝利に貢献するも、試合後には自身の課題と反省を口にした。
ワイルドナイツが6トライ目を奪った直後、後半6分からピッチに立った佐藤はゲームに入って早々に見せ場を作る。LOリアム・ミッチェルから内へ返すボールを受けると守備の壁を突き破り22mラインを越えた。続くフェーズのボールキャリーでは相手からスティールを食らったが、アタックマインドと馬力を見せつけた。
途中出場からチームにエナジーを与えるも、5回中3回の成功に終わったラインアウトスローをこの日の反省点に挙げる。「僕はいつも最初の試合(バイウィークを含め3週間ぶりの公式戦)でセットプレーのミスが出てしまう」と抱える課題を明かす。
原因は自身の精神面にあると分析する。課題を乗り越え「毎試合の質と一貫性」を身につけるため、集中のプロセスを探り、高める作業に着手している。
「自分の中のキーフォーカスをもっと明確にして。メンタリティーも、準備も、ラグビー(スキル)ではないところを細分化していっている最中」と進捗を表現する。
佐藤がアーリーエントリーで加入した昨季、ワイルドナイツはリーグ戦を2位で突破するもプレーオフ準決勝でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに敗北。3位決定戦でもコベルコ神戸スティーラーズに屈し4位でシーズンを終えた。
今季ここまでの戦績は15勝1敗・勝ち点68でリーグ戦の首位を走り、チームにとって2022シーズン以来、佐藤にとって初のリーグワン制覇まで順調に歩みを進めている。この勢いで突き進み、今季限りでの引退を表明したFL/HO布巻峻介に最高のフィナーレを届けたい。
長らくワイルドナイツを支え、プレーヤーでありながらディフェンスコーチの役割を担う「峻さん」は佐藤にとって「早稲田大学の先輩でもありますし、ワイルドナイツでもいろいろなことを教えてくれた方」だ。「最後に、僕が優勝のピースになれるように」シーズンのクライマックスでインパクトを与えたい。



