大学ラグビー春シーズンがいよいよ開幕。見どころ満載の関東大学春季交流大会を楽しもう!
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大学ラグビーの春の風物詩、関東大学春季交流大会が、4月19日に開幕する。
フォーマットは、関東大学対抗戦Aグループと関東大学リーグ戦1部に所属する各8校に、それぞれの下部リーグの1位を加えた計18校を、昨秋の成績に応じて3つのグループに分けて総当たりのリーグ戦をおこなうというもの。対抗戦とリーグ戦の枠を超えた実力校同士の激突が見られる貴重な機会であり、新シーズンの各チームの状況を最初にチェックできる場ということもあって、見どころの尽きない大会となっている。
ここでは今季の覇権争いを牽引しそうなチームを中心に、各校の注目ポイントや注目カードを紹介してみたい。
対抗戦およびリーグ戦の昨季のトップ3によって構成される最上位カテゴリーのAグループは、明治大、筑波大、早稲田大、東海大、東洋大、関東学院大という顔ぶれになった。強豪がひしめくグループを牽引すると予想されるのは、大学選手権で決勝を戦った明治大と早稲田大の2校だ。
7季ぶりの大学日本一を達成した明治大は、キャプテンを務めたCTB平翔太(相模原DB)をはじめレギュラー8人が卒業したものの、今シーズンも各ポジションに多くのタレントがひしめく。満場一致で主将に決まったFL大川虎拓郎も、「いい選手がたくさんいるし、いい競争ができています」と胸を張る。
その大川や副将のFL/NO8藤井達哉、PR田代大介、亀井秋穂と物部耀大朗のLO陣など実力者が並ぶ看板のFWの推進力は、今季も全国随一。SO伊藤龍之介、副将のFB竹之下仁吾ら4年生の主軸に、WTB白井瑛人やWTB/FB古賀龍人ら好ランナーを擁するBK陣も、総合力はトップレベルだ。NO8/LO城内佳春(天理)やSH岡元聡志(京都成章)らポテンシャルの高いルーキーたちが、どこでデビューを果たすかという点も興味深い。
明治を追う早稲田、筑波
リーグ戦勢も虎視眈々
2年連続大学選手権決勝で涙を飲んだ早大は、HO清水健伸主将、FL/NO8松沼寛治副将、WTB池本晴人副将というリーダー体制で7季ぶりの覇権奪回に挑む。

戦力面で目を引くのはFWの充実ぶりだ。特にフロントローにはPR杉本安伊朗、HO清水、PR前田麟太朗、PR平山風希にルーキーのHO堂薗尚悟など学生トップクラスの選手層を誇り、強力なセットピースを武器にできる点は心強い。第3列にも1年時からレギュラーを張る城央祐に加え、平野仁や駒井良らサイズのある逸材が台頭してきており、清水主将は「間違いなく去年以上のFWになる」と自信を口にする。
BKでは攻守の要だった野中健吾、福島秀法の両CTBの穴をいかに埋められるかがポイント。2年生の名取凛之輔や1年生の東佑太、吉廻温真ら若い力に期待がかかる。日本代表のFB矢崎由高は豪州留学で春季大会は不在となるが、SO服部亮太、WTB田中健想ら経験豊富なタレントが並ぶだけに、今季も破壊力あるラインに仕上がりそうだ。
昨季対抗戦で明大、帝京大を破って2位に躍進した筑波大は、LO白丸智乃佑キャプテンのもとでさらなる躍進を期す。早明や帝京大に比べ選手層の厚みでは下回るものの、U23日本代表の豪州遠征で活躍したLO磯部俊太朗やFL中森真翔、FB増山将など要所に学生有数の実力者がそろい、ベストパフォーマンスを発揮すればどの相手にも勝利できる力を有する。別格のスピードを誇るWTB/FB内田慎之甫の爆発的なランは必見だ。

関東リーグ戦からは、東海大、東洋大、関東学院大の3校がAグループに入った。近年は選手権で苦戦が続いているリーグ戦勢だが、全国的には無名でも潜在力を秘めた原石を磨き上げ、社会人チームや日本代表に多くの好プレーヤーを輩出してきた伝統と文化は今も受け継がれている。
4月12日におこなわれた東日本大学セブンズでは、コンラッド・セブンスター、説田万次郎(以上東海大)や、中山二千翔、井颯太郎(以上東洋大)らがキレのいい走りを連発。関東学院大も昨季一躍全国に名を馳せたHO丸尾瞬、SO星遥大らが残った。春季大会で対抗戦の上位校にどんなチャレンジを見せるか楽しみだ。

充実の戦力誇る帝京
序盤戦から注目カード続々
昨季の4〜6位チームが入るBグループも、秋冬の覇権争に絡んでくる注目チームは多い。

筆頭は2シーズンぶりの大学選手権優勝を目指す帝京大だ。PR森山飛翔主将、SO本橋尭也副将をはじめ各ポジションに世代トップクラスの俊英がひしめき、戦力は全国でも随一。下級生時から公式戦に出場しているメンバーが多く、経験も申し分ない。厳しい部内競争を勝ち抜きどんな選手がこの春季大会でチャンスをつかむのかという点も、大きな見どころだ。
昨季対抗戦5位の慶應義塾大はPR井吹勇吾、FL申驥世、NO8中野誠章ら桐蔭学園で全国優勝を果たしたメンバーが要所に並び、大きな可能性を秘める。この春も高校日本代表でU19イングランド代表撃破の立役者となったPR喜瑛人が加入。勝つカルチャーを知る選手が増え、チーム全体のマインドセットは着実に変わりつつある。
リーグ戦勢では、昨季4位の流通経済大と同6位の法政大の戦いぶりが注目される。流通経済大は軸となるポジションにパワフルな留学生を擁し、果敢にボールを動かすダイナミックなアタックが持ち味。法政大もスピーディーな展開ラグビーが伝統で、勢いに乗ればビッグパフォーマンスを発揮する潜在力を有する。
4月12日の東日本大学セブンズでは流通経済大が早稲田大を26-24で破って決勝に進出し、法政大も明治大に26-14と快勝してベスト4入り。このいい流れを春季大会につなげたいところだ。
各グループの試合日程を見ると、4月26日にさっそく早稲田大と筑波大が激突するなど、序盤から楽しみなカードが目白押しだ。6月7日の明治大-早稲田大は今シーズンの覇権争いを左右する大一番。6月14日の東海大-東洋大も、今年度のリーグ戦の勢力図がわかる注目の一戦となる。6月21日、慶應義塾大が帝京大にどんなチャレンジを見せるかも興味深い。
代替わりした新チームがどんな布陣で臨み、試合を重ねることでどう力を伸ばしていくのか。そうした各校のさまざまな変化を、関東大学春季交流大会でぜひチェックしてほしい。




