【関東大学リーグ戦1・2部入替戦】専修が終盤に突き放し5季ぶり1部復帰!昨季優勝・大東文化は降格。
■関東大学リーグ戦1部・2部入替戦 第1試合
12月13日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【専修大 33-19 大東文化大】
東海大が2季ぶり14回目の優勝を果たしたリーグ戦1部で、昨季王者の大東大は苦戦し7位に。進んだ入替戦では2021年度以来の昇格をねらう2部・2位の専修大と対戦した。
前半3分、専修大は敵陣で得たペナルティからショットを選択。FB永井大成が左中間から約25mのキックを通して3点を先制した。
以降は互いの力がぶつかり合う均衡した試合展開となる。主に中盤でゲームが進行し、寒さからか両チームともハンドリングエラーが重なりフィニッシュまでは至らない。
スコアが動いたのは34分、圧力をかけて前進した大東大がトライライン目前でペナルティを誘発し、タップキックからFLノア・トファエオノが押し込むトライで逆転。FB飯塚祐真のコンバージョンも決まり4点のリードを奪った。
専修大は前半終了間際にトライゾーンまで進むもグラウンディングが確認できず。7-3の大東大リードで前半を折り返した。
後半に入ると専修大が流れをつかむ。6分のPGで1点差に迫ると、直後の7分にはラインアウト起点のアタックで2フェーズ目にFB永井がディフェンス突破、そのまま左スミまで走り抜き逆転トライ(G)を奪った。(13-7)
以降は両チームによる点の取り合いが続く。大東大は29分、ゴール前ラインアウトから一度モールを組み、副将でゲームキャプテンのHO大西樹がボールを持ち出して抜けたトライでスコアを19-16とし再逆転する。
ビハインドの専修大は34分にラインアウトモールからトライ(G)を奪い、再びリードを奪った。(23-19)
後半40分を超え、アナウンスされたロスタイムは7分。大東大の猛攻を耐えて攻撃に転じた専修大は45分に22mライン内でSH神園然が前方に転がしたキックをFB永井がトライゾーンで押さえ勝利を大きく呼び込む。さらに47分にはFL今村琉慈が右サイドで押し込みダメ押しのトライをマークした。
終盤の連続トライで引き離した専修大が33-19で大東大を破り、2021年度以来、5季ぶりのリーグ戦1部復帰を決めた。一方、敗れた大東大は1978年度以来、48季ぶりの2部降格となった。
試合後、専修大の主将HO吉田温広(よしだ・あつひろ)は 「後輩たちにどうしても1部でラグビーしてほしいという思いがありました。勝てて一安心です」と安堵を表現した。





