11月17日付の世界ランキングを発表。男子上位グループに変動。13位・日本のランクアップへの道筋は。
国際統括団体ワールドラグビーは11月17日付の世界ランキングを発表した。男子は週末の「キルター・ネーションズシリーズ」の試合結果を受け、上位グループに変動が生じた。
15日にホームでニュージーランドに33-19で勝利したイングランドは89.09ポイント(+1.03)となった。同日、アイルランドはオーストラリアに46-19で勝ったが、ホームで7ポイント以上差のある相手との対戦だったためポイントを獲得できず88.85のまま。この結果、ポイントで上回ったイングランドが3位、アイルランドが4位に入れ替わった。
アウェイでフランスに21-34で敗れたフィジーは81.03ポイント(-0.12)、ホームでアルゼンチンに24-33で敗れたスコットランドは80.22ポイント(-0.99)。下げ幅の大きいスコットランドがランキングで下回り、8位・フィジー、9位・スコットランドとなった。
首位は南アフリカ(93.06)で変わらず。ニュージーランドは1.02ポイントを失ったが、90.33ポイントで2位をキープしている。
日本はウエールズに敗れ72.58ポイント(-0.67)となったが、順位は13位で変わらなかった。
12月3日におこなわれる2027年W杯オーストラリア大会のプール組分け抽選会では、今年11月末のテストマッチ終了時点での世界ランキング順に6チームごとのバンドで分類し、4バンドから1チームずつプールのチームを決めていく。※例外的に開催国オーストラリアはランキングに関わらずプールAに入る
日本が13位のままで「第3バンド」として組分け抽選会に臨むと、プールステージで第1・第2バンドのチームと対戦することになり、厳しい戦いを強いられるため「第2バンド」入りを目指したい。
22日に敵地で11位・ジョージア(74.69)と対戦する今年最後のテストマッチは、日本が第2バンドに入るラストチャンスだ。もし日本が勝てば1.51ポイント(16点差以上なら1.5倍)を得て、逆にジョージアは同じポイントを失う。そうなると日本:74.09ポイント、ジョージア:73.18ポイントとなり順位が入れ替わる。
12位・ウエールズは同日、ホームでニュージーランドと対戦する。両チームには13ポイント以上の差があるため、仮にウエールズが敗れてもポイントを失わず74.23を下回ることはない。このためジョージア戦の「勝利」が、日本の第2バンド入りの絶対条件となる。
女子の首位は2025年W杯優勝のイングランドで、日本は11位で変わらない。



