【日本代表・JAPAN XV】秋季合宿メンバー決定。PNC主将ワーナー・ディアンズら選出、リーチ マイケルが復帰。

日本ラグビー協会は10月2日、6日より宮崎・大分で始まる日本代表トレーニングスコッドおよびJAPAN XV合宿の参加メンバーを発表した。このスコッドで秋季のテストマッチに臨む。
「日本代表トレーニングスコッド」はFW21名、BK18名の構成。8月末から9月にかけて開催されたパシフィックネーションズカップ(PNC)で初めてキャプテンを務めたLOワーナー・ディアンズ、PNC全試合で先発SOを任された李承信らが選出される中、PNCを欠場したFL/NO8リーチ マイケル、WTB植田和磨、SO/FB松永拓朗らが復帰した。
また南アフリカ出身のLO/FL/NO8タイラー・ポール、オーストラリア出身のLOハリー・ホッキングス、LOデーヴィッド ・ヴァンジーランドの3名が日本代表資格を取得し初招集されている。
代表予備軍の「JAPAN XV合宿」には、7月のウエールズ戦で初キャップを獲得したWTBハラトア・ヴァイレアやSH土永旭、唯一の大学生プレーヤーである同志社大2年のLO中谷陸人ら9名がメンバーとして名を連ねている。
この日の記者会見でエディー・ジョーンズHCは、PNCでLOディアンズと共同キャプテンを務めていたHO原田衛やPR(1)木村星南など数名が負傷により招集外となったことを明かした。また、フランス・TOP14のトゥールーズに所属するSH齋藤直人をアイルランド戦(11月8日・ダブリン)から招集するという。
スコッドのキャプテンは明かされなかったが、PNCで初めてチームを率いたLOディアンズについて「見事にみんなを引き寄せて、求心力を持って進めてくれたリーダー」であると表現し、キャプテンシーについて「脱帽した」と高い評価を示した。さらに復帰したFLリーチの役割を「ワーナーのサポートに入ると思う」とし、ディアンズ主将継続を示唆した。
6日からの合宿は、BKは宮崎、FWとSH北村瞬太郎は大分に分かれてスタートし、9日に宮崎で全体が合流する。JAPAN XVの選手は12日より宮崎合宿に合流し、18日・オーストラリアA代表戦(大阪・ヨドコウ)、24日・ホンコン・チャイナ代表戦(香港・啓徳)の2試合を戦う。
日本代表は10月25日に国立競技場での「リポビタンDチャレンジカップ」でオーストラリア代表“ワラビーズ”と今年最後の国内テストマッチを戦う。その後、ヨーロッパ遠征「リポビタンDツアー」で南アフリカ、アイルランド、ウエールズ、ジョージアとの4連戦がおこなわれる。
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