各国代表
2025.09.27
世界歴代最多1,598得点、元オールブラックスのダン・カーターが国際ラグビー選手会特別功労賞を受賞。

元ニュージーランド代表“オールブラックス”のSOダン・カーター氏がイングランド・ロンドンのサイエンス・ミュージアムで9月26日に開催されたワールドラグビーアワードで、国際ラグビー選手会特別功労賞を授与された。
オールブラックスとして112キャップのテストマッチ出場数を誇り、世界歴代最多1,598得点の記録を持つダン・カーター氏(43)はワールドラグビー年間最優秀選手を3度受賞した“レジェンド”だ。攻守において優れたスキルを持ち、SOとしてゲームを高次元でコントロールしながら、左足から放たれる高精度なキックで数々の栄光を手にしてきた。
自国開催の2011年W杯では大会の途中で負傷し離脱するも、チームは1987年大会以来2回目の優勝を果たした。次の2015年イングランド大会では、決勝でマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍でチームを2連覇に導いた。
2018-19シーズンからは当時トップリーグの神戸製鋼に加入。このシーズン、MVPに選ばれる活躍でチームの15季ぶりとなるトップリーグ優勝に貢献した。新型コロナウイルス禍でリーグ不成立となった2019-20シーズンを最後に神戸製鋼を退団。2021年に現役引退を発表した。現在は自身が立ち上げた基金「DC10ファンド」を通じた太平洋島嶼国の子どもたちの支援など、様々な活動を展開している。
国際ラグビー選手会特別功労賞はこれまでにブライアン・オドリスコル氏(アイルランド)、ブライアン・ハバナ氏(南アフリカ)など数々の名選手が受賞してきた。ニュージーランドからの選出は同時代を共に戦ったリッチー・マコウ氏、セブンズで活躍したDJ・フォーブス氏に続き3人目。