日本代表 2025.08.14

エディー・ジョーンズHC待望、日本代表「次世代のリーダー」はPNCが育成の機会に。

[ 編集部 ]
エディー・ジョーンズHC待望、日本代表「次世代のリーダー」はPNCが育成の機会に。
7月12日、試合前のエディー・ジョーンズHCとリーチ マイケル(撮影:早浪章弘)

 8月30日に初戦を迎えるパシフィックネーションズカップ(PNC)を前に、宮崎と東京で合宿をおこなう日本代表。キャンプイン前日の14日、エディー・ジョーンズHCがオンラインで取材に応えた。

 8月15日から始まる合宿は、17日までBK(宮崎)とFW(東京)に別れ、17日に宮崎で全体が合流する。12日に発表したメンバー37名の多くは、7月の対ウエールズ代表2連戦の代表活動に参加したメンバーであるが、この時キャプテンを務めたFLリーチ マイケルは「個人的な理由で不参加」となった。

 エディーHCは2015、2019年W杯でもキャプテンを務めたリーチを「ずば抜けてベストなキャプテン」と高く評価している。一方でウエールズ戦後には、現在36歳のリーチの後を継ぐようなリーダーの必要性を示し、PNCをリーダーシップ育成の絶好の機会と語っていた。

 今回、改めてジャパンで「次世代のリーダーを育成していかなければならない。そして将来的には日本人のキャプテンを作らなければならないと思っているので、それに対する計画はあります」と展望を述べた。

 第1戦(8月30日・カナダ戦)の前に発表する“次世代のリーダー”については「しっかりと準備をしないといけませんし、(リーチが担っていた)かなりの役割を埋めなければいけないので、徐々に彼らの力量・キャパシティを上げていきたい」とプランの概要を語った。

 昨年のPNCは決勝でフィジーに17-41で敗れ準優勝、今年は「さらに上位で終えたい」と優勝への意欲を示す。昨年と同じフォーマットで進む本大会でプールBの日本は、カナダ(8月30日・仙台)、アメリカ(現地9月6日・サクラメント)と対戦する。順調に進めば、昨年と同じく準決勝・サモア戦、決勝・フィジー戦となる可能性が高い。

 エディーHCは勝負と強化のポイントに「空中戦」を挙げる。キックの判断・意思決定の精度向上とキックをするためのストラクチャー構築の必要性を示し、「我々独自のやり方で、しっかり構成された形でキックする」取り組みを進めると語った。

PICK UP