国内 2025.07.23

アントン・レイナート=ブラウンがNZRと2028年まで契約延長。来季サバティカルでコベルコ神戸スティーラーズでプレー。

[ 編集部 ]
アントン・レイナート=ブラウンがNZRと2028年まで契約延長。来季サバティカルでコベルコ神戸スティーラーズでプレー。
7月17日、フランス戦前のプレスカンファレンスに出席したアントン・レイナート=ブラウン(Photo/Getty Images)

 ニュージーランド代表“オールブラックス”のCTBアントン・レイナート=ブラウンがニュージーランドラグビー協会(NZR)およびスーパーラグビー・パシフィックのチーフスとの契約を2028年まで延長した。さらに2025-26シーズンはサバティカルでリーグワンのコベルコ神戸スティーラーズでプレーすることが7月23日に発表された。

 アントン・レイナート=ブラウン(30)は2014年、18歳でチーフスでデビューを果たし同時期にU20NZ代表に選出された。2016年、21歳でオールブラックス初キャップを獲得し、2019・2023年W杯に出場。7月のテストマッチシリーズでもスコッドに入り、これまでに85キャップを重ねている。パスやハンドリングスキルに長けディフェンス能力も高い、確かな実力を持つミッドフィールダーだ。

 オールブラックスに選出される選手は、NZRと契約する国内でプレーする選手に限られる。今回の契約延長は、レイナート=ブラウンが2027年W杯を目指す意思表明となる。本人は「残留を決めたのは、自分がプレーするチームだけでなく、この先の成すべきことに全力を尽くすという決意の表れです」と語っている。

 契約に含まれるサバティカル条項により、今年12月から来年6月までは1季限定で日本のコベルコ神戸スティーラーズに加入する。来季はアーディ・サベアも同じくサバティカルで“復帰”し、神戸で共闘が実現することになる。

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