中楠一期が田園RSに凱旋!濱野大輔は引退を報告

7月20日、リコーブラックラムズ東京の中楠一期と濱野大輔が出身の田園ラグビースクール(神奈川)を訪れ、選手たちと交流した。
中楠は田園RSから国学院久我山中・高に進み、2023年に慶大からブラックラムズに入団。先日おこなわれた7月5日のウエールズ戦で日本代表デビューを果たし、後半19分には代表初トライを挙げて歴史的勝利に貢献した。
一方、濱野は田園RSから神奈川DAGSを経て桐蔭学園高、帝京大では日本一を経験し、2016年にブラックラムズに加入。2018年度から主将を3季務め、今年の5月に現役を引退した。
二人がグラウンドに姿を現すと、選手たちからは歓声が上がり、練習を見学に来ていたお父さん、お母さんたちも色めき立った。
中楠は「小さいころにスクールのクラブハウスに飾られていた日本代表のジャージーにあこがれていました。そして今回のウエールズ戦で日本代表として歴史を変える勝利に貢献することができました。このスクールも歴史を作るチームだと思うので皆さんも頑張ってください」と選手たちにエールを送り、7月5日の日付入りの背番号22の日本代表ジャージーをチームに贈呈、豊田芳直校長に手渡した。
そして「幼児クラスのころ、鬼ごっこが怖くて、泣きながらコーチに抱っこしてもらっていました」と微笑ましいエピソードも紹介してくれた。
また、2024年に練習中に大けがを負い、必死のリハビリを乗り越えて社会生活に復帰した濱野は、現役引退を報告。
「今日は感謝の気持ちを伝えに来ました。いまはやり切ったという思いでいっぱいです。田園では基本プレーだけでなく、グラウンド外での振る舞いなども教えてもらいました。僕は選手を引退して今後はラグビー普及の活動をしていくので、皆さんも頑張ってください」とあいさつをした。
そして、この日はもう一人のゲストが来場。田園RSの創設当初のメンバーで、リコーの監督も務めた水谷眞氏も顔を見せた。
「ここは日本代表を作るためのスクールではないけど、日本代表は素晴らしい。中楠くん、おめでとう。濱野くんもお疲れ様でした。選手のみんなは、まずは元気に仲間をたくさん作ってラグビーを楽しんでください」と二人を労っていた。
スクールを代表して、幼児クラスのちびっこから「おめでとうございます!」「お疲れ様でした!」と花束が贈られると、二人は笑顔を見せた。
その後、二人はグラウンドを回って選手たちと触れ合い、スクール時代を知るコーチたちを見つけると懐かしそうに笑顔で言葉を交わし、記念撮影に収まっていた。
二人の偉大な先輩と身近で接し、選手たちにとっても夏合宿を前に、いい刺激となったようだ。



