各国代表
2025.07.21
ウエールズ代表新HCが決定。現スコットランド代表守備コーチのスティーヴ・タンディ氏。

ウエールズラグビー協会(WRU)は7月21日、現スコットランド代表ディフェンスコーチのスティーヴ・タンディ氏が、9月1日よりウエールズ代表のヘッドコーチに就任することを発表した。
ウエールズ・トンマウル出身のスティーヴ・タンディ(45)は国内のオスプリーズでHCを6季務めた。その後オーストラリアのスーパーラグビーチーム、ワラターズでディフェンスコーチを務め、2019年にスコットランド代表ディフェンスコーチに就いた。2021年はブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでもコーチを務めた実績を持つ。
8月31日まではスコットランド代表ディフェンスコーチの職務を続ける。「母国のヘッドコーチになることは大変な名誉であり光栄です」と語るタンディ新HCは、「ウエールズラグビーの再建期にある中で役割を果たし、ナショナルチームを世界の強豪と競う位置まで戻したいと思っています」と目標を示している。
今年2月のシックスネーションズ期間中にウォーレン・ガットランドHCが辞任後、代表チームはマット・シェラット暫定HCが指揮してきた。7月の日本遠征では、5日の初戦に19-24で敗れたものの、12日の2戦目は31-22で勝利。2023年W杯から続いていたテストマッチ連敗記録を18でストップさせた。
次のテストマッチは11月のオータムネーションズシリーズであり、15日は日本との再々戦も組まれている。「秋の試合は大きなチャンスであり、世界最高峰のチームと対戦することで、自分たちを試す機会になります」と語るようにターゲットを定めたようだ。
なお契約期間は明らかにされていないが、WRU公式ホームページ上の表現によれば2027年W杯はタンディHCが指揮を執る。