【B&Iライオンズ】オーストラリア遠征3連勝。ワラターズは粘り強いディフェンスで対抗。

■B&Iライオンズツアー
・7月5日@アリアンツ・スタジアム(シドニー)
【B&Iライオンズ 21-10 ワラターズ】
ホームユニオン4か国のトッププレーヤーが4年に1度集結するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのオーストラリア遠征3戦目は、今年のスーパーラグビー・パシフィック(SRP)で11チーム中8位のワラターズとシドニーで対戦した。
スコアが動いたのは前半12分、ライオンズが左サイドのラインアウトから一度モールを組んで右に展開、CTBシオネ・トゥイプロトゥからCTBヒュー・ジョーンズにショートパスを通して相手守備網を突破し先制トライをマークした(SOフィン・スミスのG成功)。
健闘するワラターズは、30分のラインアウトモールからのアタックはオブストラクションが確認されトライキャンセルとなるもトライゾーンまで迫った。その後ライオンズは34分にラインアウトからフェーズを重ねてCTBジョーンズがポールの右にグラウンディング、本日2本目のトライ(G)を奪う。
粘り強く前進するワラターズのアタックは35分に実を結ぶ。キックカウンターから左に展開し、WTBダービー・ランカスターがタックルを受けながら突き進み、チーム初トライを決めた。前半は14-5のライオンズリードで折り返す。
勢いを保ったワラターズは後半2分、左サイドのラインアウトモールから押し込みトライ。4点差に迫った。
以降はほとんどの時間帯でワラターズ陣内でプレーが展開される。ライオンズは14分にラインアウトモールからSHアレックス・ミッチェルが自分で持ち込み左中間にトライ(G)。その後もライオンズがボールを保持しながら攻め込むも、ワラターズのディフェンスが耐え続けてフルタイムを迎えた。最終スコアは21-10、ライオンズがオーストラリア遠征3連勝を決めた。
ライオンズの次戦は7月9日、今年のSRPでオーストラリア勢最高の3位となったブランビーズと対戦する。