海外 2025.06.10

コベルコ神戸スティーラーズ退団のナニ・ラウマペ、モアナ・パシフィカに加入。

[ 編集部 ]
コベルコ神戸スティーラーズ退団のナニ・ラウマペ、モアナ・パシフィカに加入。
神戸Sで3季プレーしたナニ・ラウマペ(撮影:福地和男)

 2024-25シーズン限りでコベルコ神戸スティーラーズを退団した元ニュージーランド代表“オールブラックス”のCTBナニ・ラウマペが、スーパーラグビー・パシフィック(SRP)のモアナ・パシフィカと2シーズンの契約を結んだ。6月10日にチームが発表した。

 トンガにルーツを持つニュージーランド・パーマストンノース出身のナニ・ラウマペ。ラグビーリーグ(13人制)からラグビーユニオン(15人制)に転向し、2016年からハリケーンズに所属した。2017年のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦でオールブラックスデビューを飾り、以降2020年までに15キャップを重ねている。

 2021年、フランス・TOP14のスタッド・フランセに移籍。2022-23シーズンから神戸Sに加入し3季に渡りプレーし、今季は12試合に出場し1トライを記録した。現在の年齢は32歳で、178センチ・103キロのボディと破壊的なボールキャリーが特徴のミッドフィールダーだ。

 ラウマペは「私が戻ってきた理由の一つは、モアナ・パシフィカの初優勝の一員となることです」と高いモチベーションを言葉にしている。

 契約期間は2027年までの2シーズン。モアナはラウマペの加入により、ロースター(選手登録枠)38名のうち30名が決まったと発表している。モアナ・パシフィカはオークランドを拠点としながら、サモア、トンガなど太平洋諸国出身のプレーヤーが多くを占めるチームだ。現在、モアナのキャプテンを務めるFL/NO8アーディー・サヴェアとラウマペは2023-24シーズンに神戸Sでチームメイトだった。

 なおラウマペはNPC(ニュージーランド地区代表選手権)のマナワツに復帰し、2季契約を結んだ。今年7月から10月にかけてはマナワツでプレーすることになる。

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