日本代表 2025.05.05

【HSBC SVNS】サクラセブンズは初出場のワールドチャンピオンシップで7位。

[ 編集部 ]
【HSBC SVNS】サクラセブンズは初出場のワールドチャンピオンシップで7位。
7位決定戦で2トライの谷山三菜子©︎JRFU

 7人制ラグビー(セブンズ)最高峰のワールドシリーズ「HSBC SVNS 2025」の年間優勝を決めるワールドチャンピオンシップ ロサンゼルス大会が5月3日から4日にかけて開催された。女子セブンズ日本代表“サクラセブンズ”は、初の舞台で7位の戦績を残した。

 今季のシリーズ6大会の総合順位が過去最高の5位となったサクラセブンズはワールドチャンピオンシップ(旧称グランドファイナル)に初出場。プールAの日本は1日目に大会のオープニングマッチでカナダ(4位)と対戦。4トライを奪われ0-26で初戦を落とした。

 2戦目もニュージーランド(1位)に圧力を受ける時間が長く続く。後半3分に中央突破をつなぐ形で岡元涼葉が今大会のチーム初トライ(G)をマークするも、8トライを失い7-50で敗れた。

 プールステージ最終戦のイギリス(8位)との対戦では立ち上がりに先制トライを奪われるも、前半3分に吉野舞祐が右サイドをスワーブで突破しトライ、内海春菜子のコンバージョン成功で逆転に成功する。しかし以降は失点が重なり7-34で3連敗を喫した。

 プールAで3戦全敗で4位となった日本は、2日目の7位決定戦でプールB4位のフランス(3位)と戦った。僅差でスコアが推移した前半、3点ビハインドで7分を超えた中、センタースクラムから左に展開し谷山三菜子が逆転トライをマークし、12-10のリードでハーフタイムを迎えた。

 後半もスコアが拮抗し互いに得点を重ねて19-17で迎えた後半5分、岡元涼葉の突破から左でパスを受けた谷山三菜子が自身2本目のトライでリードを広げる。7分にも永田花菜が自陣から走り抜き、チームの勝利を確実にした。最終スコア29-17でフランスを下し、サクラセブンズは初のワールドチャンピオンシップを7位で終えた。

 兼松由香HCは、今季初めてプールステージで全敗となったものの、そこから立ち上がったプレーヤーの健闘をたたえた。

「2日目にもう一度気持ちを切り替え、今シリーズ一度も勝てていない3強(総合3位以上)に勝つという『ブレイクスルー』を達成してくれました。「3.5位」の価値ある勝利を掴んだ 13人の選手たちを誇りに思います」

 ワールドチャンピオンシップは、女子はニュージーランド、男子は南アフリカが優勝した。

PICK UP