海外 2025.04.30

NECグリーンロケッツ東葛退団のジェイク・ボールが引退を撤回、スカーレッツに復帰へ。

[ 編集部 ]
NECグリーンロケッツ東葛退団のジェイク・ボールが引退を撤回、スカーレッツに復帰へ。
再びスカーレッツのジャージーを着るジェイク・ボール(Photo/Getty Images)

 NTTリーグワン ディビジョン2のNECグリーンロケッツ東葛を2024-25シーズン途中で退団した元ウエールズ代表LOジェイク・ボールが、来季からユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ(URC)のスカーレッツに復帰する。ウエールズ時間の4月29日にチームから発表された。

 イングランド出身のジェイク・ボールは16歳の時に家族でオーストラリア・パースに移住。クリケットでも有望な選手だったが2012年、20歳の時にスーパーラグビーのフォースに加入。同年秋季からはウエールズ・ラネリーを拠点とするスカーレッツに所属し9季に渡りプレーした。

 インターナショナルレベルでは父の出身地であるウエールズ代表としてプレーし50キャップを獲得。W杯は2015・2019年の2大会連続で出場した。

 2022シーズンからグリーンロケッツに移籍。5季目となる2024-25シーズン開幕前に今季限りでの引退を発表していたが、シーズン開幕直後の12月29日に家庭の事情でオーストラリアに帰国するために当初の予定よりも早くチームを退団していた。

「スカーレッツを離れたのはコロナ禍の時で、望んだ形での別れはできませんでした。そして、日本でラグビー引退を表明してからは、やり残したことがあるような気分でした」と思いを明かしたボール。スカーレッツのセカンドローのプレーヤーが不足するタイミングで首脳陣とミーティングの機会を持ち、復帰への意思を固めていったという。

「ラグビーができなくて寂しかったし、プロフェッショナルの舞台が恋しかった。もちろん、私と家族はスカーレッツや街のことをよく知っているし、ここで過ごした時間や人々のことが大好きです」

 今季スカーレッツは16試合を終えて16チーム中7位につける。ボールは今夏チームに合流し、2025-26シーズンのスコッドに入る予定だ。

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