女子 2025.04.22

NZ女子のレジェンド、ポーシャ・ウッドマン=ウィクリフが代表引退を撤回。RWC2025参戦へ。

[ 編集部 ]
NZ女子のレジェンド、ポーシャ・ウッドマン=ウィクリフが代表引退を撤回。RWC2025参戦へ。
RWC2021でチームを優勝に導いたポーシャ・ウッドマン=ウィクリフ(Photo/Getty Images)

 女子ラグビーのレジェンドプレーヤー、ポーシャ・ウッドマン=ウィクリフ(33)が代表引退を撤回し、女子ニュージーランド代表として今年のラグビーW杯2025イングランド大会(RWC2025)をめざすことを4月22日に発表した。

 ワールドラグビーの年間最優秀選手賞を15人制(2017年)と7人制(2015年)の両方で受賞している唯一の女性プレーヤーであるポーシャ。女子15人制NZ代表“ブラックファーンズ”として2017、2021年の2大会連続での優勝とトライ王のタイトルを獲得している。7人制代表“ブラックファーンズ・セブンズ”でも輝かしい成績を残しており、ワールドカップ・セブンズでは2013、2018年に優勝。オリンピックでも2020年東京大会、今夏の2024年パリ大会で金メダルを獲得した。

 パリ五輪を最後に代表を引退し、昨年10月下旬から今年2月上旬まで日本のPEARLSの15人制チームでアウトサイドCTBとしてプレー。チームの全国女子選手権準優勝に貢献した。NZに帰国後は1季契約を結んだブルーズでプレーし、NZ最高峰の女子大会、スーパーラグビー・アウピキ2025で優勝を果たした。

 ポーシャはニュージーランドラグビー協会と8か月の契約を締結した。昨年、セブンズで代表引退を宣言した際は、将来的な出産を考慮しての決断であったことを明かし、ブルーズでのプレーを通じて15人制代表復帰を決心したと語った。

「アウピキの3週目には復帰する気持ちが50%固まっていました。週を追うごとにW杯に行く可能性について考えを深めていきました。W杯に行くということが自分にとってどんな意味を持つのか、何よりファナウ(マオリ語で家族の意)にとってどんな意味があるのか。私には全てを処理する時間が必要でしたが、最終的にチームのために自分を出場可能な状態まで高める、という決断に至りました」

 世界ランキング3位のブラックファーンズは8月22日に開幕するRWC2025で3連覇をめざす。

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