【全国高校選抜大会・準々決勝】桐蔭学園×東海大相模の同県勢同士の激突。今季3度目の対決は桐蔭学園が快勝!

■第26回全国高校選抜大会 準々決勝・3月27日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【桐蔭学園 43-17 東海大相模】
神奈川県勢の激突となった全国高校選抜大会の準々決勝第2試合。県新人大会は14-14の引き分け、2月の関東新人大会決勝では桐蔭学園が26-19で東海大相模に勝利して迎えた両校の今季3度目の対戦は、43-17で桐蔭学園が快勝を収めた。
先制したのは東海大相模だった。開始3分、相手陣22メートル線内で右順目に攻撃を継続し、回り込んだLO笹部隆毅が抜けて右中間になだれ込む。
しかし桐蔭学園はその後の守備の時間帯を凌ぎきると、10分に得意の連続攻撃からキャプテンのHO堂薗尚悟がポスト下に飛び込んで反撃開始。14分に左タッチライン際を抜け出したWTB西本友哉、18分にはラックサイドを突破したFL長尾峻がトライを加え、19-5とリードを広げる。
東海大相模もここでよく踏ん張り、30分に相手陣ゴール前でマイボールラインアウトの機会をつかむと、左展開でオーバーラップを作ってWTB福岡遼がトライゾーンへ。9点差に詰めてハーフタイムを迎えた。
東海大相模は後半の立ち上がりにもいい流れで攻め込みチャンスを作ったが、桐蔭学園は動じない。堂々と守りきって攻勢に転じると、12分に左ラインアウトからサインプレーでPR田邊隼翔が抜け出し、そのまま左中間に押さえる。
これで勢いに乗った桐蔭学園は、16分にFL長尾、19分にはNO8足立佳樹が、いずれも連続攻撃を仕留めきってフィニッシュ。立て続けに3トライを積み重ね、40-10までスコアを拡大する。
意地を見せたい東海大相模も27分にラインアウトモールを押しきってHO中村悠稜がトライを返したが、形勢を変えるまでには至らず。余裕を持ってゲームをコントロールした桐蔭学園が終了間際にも1PGを加え、43-17でフルタイムを迎えた。