【リーグワン】ブレイブルーパスが迫るヴェルブリッツを退けシーズン9勝目。

■NTTリーグワンD1第11節・3月15日@豊田スタジアム(愛知)
【BL東京 33-22 トヨタV】
第10節終了時点で10位(2勝1分7敗)と苦しむトヨタヴェルブリッツが、ホストゲームに昨季王者で今季2位(8勝1分1敗)の東芝ブレイブルーパス東京を迎えた。
試合開始早々、ブレイブルーパスがスコアを動かす。スクラムから右サイドのWTBジョネ・ナイカブラに渡りゲイン、内への折り返しを受けたSOリッチー・モウンガが前半3分にトライを奪う。FB松永拓朗のコンバージョンも決まり7点を先取した。
ヴェルブリッツは7分のPGで3点を返すが、その後もブレイブルーパスが主導権を握り続け、17分にまたしてもスクラムからの展開でCTBロブ・トンプソンがポールの下に飛び込んだ。続く25分にもラインアウトモールからトライ(G)を決めて21点を重ねた。
ここまでトライゾーンまでが遠かったヴェルブリッツだが、ブレイブルーパスのFLシャノン・フリゼルが30分にイエローカードをもらい数的不利となる中、31分にチャンスを生かしラインアウトを起点にFLマイケル・フーパーがポール右にトライ(G)。前半は21-10のブレイブルーパスリードで折り返した。
雨足が強まった後半開始直後の2分、ブレイブルーパスは左を余らせてWTBジョネ・ナイカブラがトライゾーンに侵入しリードを5点広げる。
以降の時間帯でヴェルブリッツが徐々にテリトリーを広げる中、24分にブレイブルーパスのSH小川高廣が反則の繰り返しによりイエローカードを受ける。好機のヴェルブリッツは25分に右大外にキックパスを通しWTBジョセフ・マヌがトライラインを割る。
続く29分には敵陣のトライライン前でブレイブルーパスボールのスクラムをヴェルブリッツが押し込む。こぼれたボールを初先発のFL青木恵斗が拾いグラウンディングしたかに見えたがTMOでファンブルが確認されノートライに。
しかしヴェルブリッツの勢いは止まらず、33分に敵陣深くのマイボールスクラムから1フェイズでCTBシオサイア・フィフィタがブレイクし右中間にトライ(G)。4点差まで迫る。(22-26)
ピンチのブレイブルーパスだが、ここから流れを引き戻す。キックでテリトリーを獲得し、39分に相手ボールのラインアウトのスティールからSOリッチー・モウンガが勝利を決定づけるトライ(G)をマーク。最終スコア33-22でブレイブルーパスがシーズン9勝目をマークした。
ブレイブルーパスのキャプテン、FLリーチ マイケルは「自分たちの強みであるボールキャリー、セットピースにフォーカスを当てて、前に進んでトライできて良かったです」と雨の日のフィジカルバトルを振り返った。