日本代表 2025.03.09

【HSBCセブンズチャレンジャー】ケープタウン第2ラウンド、男子セブンズ日本代表は4位に上昇。

[ 編集部 ]
【HSBCセブンズチャレンジャー】ケープタウン第2ラウンド、男子セブンズ日本代表は4位に上昇。
3位決定戦で2トライの中野剛通©︎JRFU

 3月7日から8日にかけて、南アフリカ・ケープタウンで「ワールドラグビーHSBCセブンズチャレンジャー2025」第2ラウンドが開催された。この大会で男子セブンズ日本代表は4位となった。

 第1日は3チーム×4プールの予選プールがおこなわれ、日本はプールAに入った。

 初戦のホンコンチャイナ戦は立ち上がりから続けて2トライを奪われ、前半終了間際に志和池豊馬が危険なタックルによりイエローカードを受け2分間の一時退場となる厳しい状況に。ここから1トライを失い17点ビハインドとなるも、後半3分と5分に津岡翔太郎が左サイドを抜けて2トライをマークし追い上げる。12-17で迎えたラストプレーで仲間航太がトライゾーン右に滑り込む。さらにコンバージョンも決めて逆転し、19-17で初戦を制した。

 2戦目のチリ戦は志和池豊馬と大内錬のトライで10点を先行する。前半終了間際に相手の独走に加島DJがトライライン目前で追いつくも、ノットクリアリリースでイエローカードを受ける。ここから連続で3トライを許すも、後半7分に山本燿平が中央突破でトライ(G)。17-15で逆転勝利を収めた。

 2戦2勝でプールAを首位通過した日本は第2日のカップ準決勝でプールD首位のポルトガルと対戦。3連続トライ(2ゴール)を失い17点を先行されるが、前半ラストプレーで津岡翔太郎が右サイドを破り中央にトライ(G)、7点を返す。後半も津岡翔太郎が右の突破からトライ(G)をマークするも3トライ2ゴールを失った結果、14-36で敗れ3位決定戦に回ることとなった。

 今大会ラストマッチは、3位の座をかけてプールB首位のカナダとのマッチアップとなった。前半2分に自陣で中央突破を許し先制トライ(G)を奪われるも、4分に右サイドを津岡翔太郎とのコンビネーションで抜けた中野剛通がトライ、2点差に迫る。しかし前半で2トライ2ゴールを許してハーフタイムへ。後半4分にカナダにイエローカードが出てから津岡翔太郎がトライゾーン左スミにグラウンディングするも最後までリードは覆せず、15-28で敗れて今大会の戦績は4位で終えた。大会は男子はポルトガル、女子はケニアが優勝した。

 日本は第1ラウンド8位、第2ラウンド4位の戦績を残し、12チーム中上位8チームが進む、4月11・12日にクラクフ(ポーランド)で開催される第3ラウンドへの進出が決まった。3つのラウンドの累計ポイント上位4チームのみが5月3・4日のロサンゼルスのプレーオフに進み、「HSBC SVNS 2025」のランキング下位4チームと来季の「HSBC SVNS」に出場する4枠を争う。

 日本の共同キャプテンの一人、大和哲将は「前大会の反省を活かして、ベスト4にいくことができましたが、全員が納得いく結果にはなりませんでした」と振り返るが、「次大会に向けて、改めてスキル面やフィジカル面を見つめ直し、ワールドシリーズ昇格に向けてチーム一丸となって頑張ります」と先を見据えるコメントを残している。

PICK UP