【リーグワン ディビジョン3】スカイアクティブズが6トライを挙げてレビンズに快勝。勝ち点5を獲得しD3首位を堅持。

今週末のリーグワンはディビジョン1がバイウィーク。3月8日のスピアーズえどりくフィールドでは、ディビジョン3で首位を快走するマツダスカイアクティブズ広島と、同5位のヤクルトレビンズ戸田の一戦がおこなわれた。
試合は立ち上がりからビジターのスカイアクティブズのペースで進んだ。キックオフから相手陣でゲームを進め、開始5分にPR加藤滉紫がトライゾーンになだれ込むと、自陣ゴール前でのピンチを守りきって迎えた25分にもFWが持ち前の推進力を発揮。PR加藤がふたたび密集サイドをねじ込んで14-0とリードを広げる。
ホストのレビンズも、前半だけで4本のペナルティを獲得するなど優位に立つスクラムを軸に相手陣で攻撃機会をつかんだが、フェーズを重ねたところでイージーなエラーやペナルティが続き、リズムに乗りきれない。
するとスカイアクティブズは42分、相手陣5㍍の位置で得たペナルティからFWのスペシャルプレーで仕掛け、最後はLOアンドリュー・デビッドソンがディフェンス網を突き抜けて左中間にフィニッシュ。21-0として前半を折り返した。
後半に入ってもスカイアクティブズの流れは続く。3分、左コーナーのラインアウトからモールを押し込んでHO北林佑介が押さえると、15分にはレッドゾーンでの連続攻撃から途中出場のSO嘉納一千が防御のギャップを切り裂いてトライエリアへ。これでスコアは35-0まで広がった。
レビンズがようやく反撃に転じたのは24分だ。相手陣22㍍線内で粘り強く攻め続け、反則の繰り返しでスカイアクティブズにイエローカードが出ると、数的優位を生かして右大外をWTB太田景親が走り抜けた。
しかしスカイアクティブズもすかさず立て直し、中盤での流れるような連続攻撃でゴールラインに迫る。そのままFWで近場をたたみかけ、31分にFLジャクソン・ピューが左中間に仕留めた。
レビンズも最後まで懸命にファイトし、反則の繰り返しで相手にイエローカードが出て数的優位となった34分、スクラム起点の攻撃でCTBアントニオ・ミカエリトゥーが意地のトライを返したが、反撃もそこまで。スカイアクティブズが42-10の快勝で勝ち点5を手にし、D3の首位を堅持した。