海外 2025.02.14

【スーパーラグビー】2025シーズン開幕、クルセイダーズとワラターズが接戦を制す。

[ 編集部 ]
【スーパーラグビー】2025シーズン開幕、クルセイダーズとワラターズが接戦を制す。
デビュー戦で3トライの活躍、SHカイル・プレストン[クルセイダーズ](Photo/Getty Images)

 オーストラリアのレベルズが離脱し、11チームに再編された「スーパーラグビー・パシフィック2025」が開幕。2月14日の第1節はクルセイダーズ対ハリケーンズ、ワラターズ対ハイランダーズの2戦がおこなわれた。2戦とも接戦の末、クルセイダーズとワラターズが勝利を手にした。

■スーパーラグビー・パシフィック2025 第1節
/2月14日@アポロプロジェクツ・スタジアム(クライストチャーチ)

【クルセイダーズ 33-25 ハリケーンズ】

 前半4分にLOスコット・バレットがイエローカードを受け、さらに9分にSHノア・ホッサムが負傷交代となるクルセイダーズにとっては厳しい立ち上がり。ハリケーンズは6、15分のHOジェイコブ・デヴェリーのトライ(ゴール成功)で14点を先行した。

 クルセイダーズはこの日デビューとなったSHカイル・プレストンの19分のトライ(G)で迫り、25分にはFLカレン・グレイスが押し込んで同点に追いついた。その後ハリケーンズは1PGを決め、38分にWTBキニ・ナホロがトライゾーンの左スミに飛び込んで8点を勝ち越し、22-14でハーフタイムに入った。

 後半に入り徐々に流れをつかむクルセイダーズ。15分にWTBセヴ・リースのキックパスを中央で拾ったSHカイル・プレストンの2本目のトライ(G)で1点差に迫る。

 ハリケーンズは18分のPGで3点を加えるも、26分にクルセイダーズのWTBセヴ・リースが左サイドを破るトライ(G)で逆転。さらに34分にラインアウトモールからトライライン前でフェーズを重ねた末にSHカイル・プレストンが3本目のトライをマークし勝利を引き寄せた。

■スーパーラグビー・パシフィック2025 第1節
/2月14日@アリアンツ・スタジアム(シドニー)

【ワラターズ 37-36 ハイランダーズ】

 前半6分に乱れたキックボールを拾ったWTBケイリブ・タンギタウがトライゾーンの左外にグラウンディングしハイランダーズが5点を先制すると、すぐ後の11分にワラターズがPGで3点を返す。

 ハイランダーズは26分に敵陣22mライン内のスクラムからフェーズを重ねて、CTBティモジ・タヴァタヴァナワイが押し込んでトライ(G)でリードを広げるが、その後30分にLOミッチ・ダンシエがヘッドコンタクトでイエローカードを受ける。

 数的有利のワラターズは、34分に左の空いたスペースにFLロブ・レオタがトライ(G)。さらに前半終了間際にトライライン前まで攻め込むプレーがハイランダーズのWTBケイリブ・タンギタウのクリアリリースを妨げるイエローカードを誘い、ラストプレーのPGでスコアを13-12とし、逆転して後半に突入した。

 数的不利が続くハイランダーズ。後半5分にPGを入れるも、7分にラインアウトモールからトライ(G)を許し、ワラターズが5点リードとなる。ここから交互にトライを取り合う展開となり、ハイランダーズは32分のPRセフォ・カウタイのブレイクダウンの左を突くトライ(G)でスコアを36-30とし、6点リードで終盤を迎えた。

 37分を超え、ラインアウトからフェーズを重ねてトライライン前まで侵入するワラターズ。40分にPRシオシファ・アモネがポールの右に押し込んでフィニッシュ、コンバージョンも決めて1点差での逆転勝利を収めた。ハイランダーズは今季HCに復帰した前日本代表HCジェイミー・ジョセフ氏の初陣を勝利で飾ることはできなかった。

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