国内 2025.01.30

リーグワンD1、スコアを振り返ってわかった“史上最も拮抗した序盤戦”

[ 編集部 ]
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リーグワンD1、スコアを振り返ってわかった“史上最も拮抗した序盤戦”
第5節、静岡BRが前年度王者のBL東京を破った©︎JRLO

 昨年12月21日に開幕したNTTリーグワン2024-25シーズン。ディビジョン1は全18節のレギュラーシーズンのうち第5節までの日程を消化し、試合のない「バイウィーク」を迎え一区切りがついた。逆転勝利や接戦が多く見られた4季目のリーグワンD1。改めてスコアデータを振り返ると、史上最も拮抗した序盤戦が展開されていることがわかった。

 第5節終了時点で首位は5戦全勝の埼玉パナソニックワイルドナイツで、今季無敗のチームは埼玉WKのみ。5戦を終えた時点で“無敗”が1チームのみだったシーズンは過去にない。

 今季ここまでの30試合の「点差」の平均は13.33。敗戦チームにも勝ち点1ポイントが加算される「7点差以下」の試合は13試合あった。過去3シーズンの第5節までの点差と7点差以下の試合数との比較は以下のとおり。4季目の序盤戦は、リーグワンD1史上最も僅差の試合が多かったことがわかる。

<第5節までの各試合スコア比較>
[2024-25シーズン]平均点差:13.33、7点差以下:13試合
[2023-24シーズン]平均点差:22.07、7点差以下:11試合
[2022-23シーズン]平均点差:17.97、7点差以下:10試合
[2022シーズン]平均点差:20.14、7点差以下:5試合 ※30試合中9試合は中止

 過去3季のレギュラーシーズン終了時点での平均点差は、各季で大きな差はなく全て19点台だった。(2023-24:19.42、2022-23:19.38、2022:19.27)今季終了後にどのような数値になるか、注目したい。

 各チームの1試合の平均得点は昨季(第5節まで)の31.7から28.3まで下がった。これは一方が大量得点(失点)するワンサイドゲームの減少と、各チームの守備力向上の現れに見える。

 束の間のブレイクを挟んで2月1日よりD1が再開され、カンファレンスの交流戦が始まる。フォーマット再編によりこれまでの16試合から18試合に増えたレギュラーシーズンで、どのようなゲームが展開されるだろうか。

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