【リーグワン】埼玉パナソニックワイルドナイツがトヨタヴェルブリッツとの北九州決戦を制す。唯一の全勝キープ。
■NTTリーグワンD1第5節・1月19日@ミクニワールドスタジアム北九州(福岡)
【埼玉WK 38-22 トヨタV】
前節で初勝利を挙げたものの、今季1勝1分2敗と苦しむトヨタヴェルブリッツがホストゲームを北九州で初開催。満員御礼となる13,251人の観客が見守る中、4連勝中の埼玉パナソニックワイルドナイツを迎えた。
前半7分にワイルドナイツがスコアを動かす。敵陣22mライン内に侵入し、CTBディラン・ライリーのオフロードパスを受けたCTBダミアン・デアレンデのコンビネーションでトライラインを割る。SO山沢京平のコンバージョンを決めて7点を先制した。
その後も勢いをキープし着実に前進するワイルドナイツが、12分に左サイドで作ったラックからLOエセイ ・ハアンガナがトライゾーンに飛び込む。さらに27分にラインアウトモールからHO坂手淳史がトライ。ゴールも決めて21点を奪った。
追うヴェルブリッツは前半30分台にペナルティを誘いながら前進し、36分に左への展開からFLアイザイア ・マプスアが押し込んで1トライ返す。前半は21-5のワイルドナイツリードで終了した。
後半もワイルドナイツが仕掛ける。7分にCTBダミアン・デアレンデが敵陣10mライン上でキャッチしたキックからカウンターでビッグゲインし、次のフェーズでFLベン・ガンターがトライゾーンに押さえた。
ヴェルブリッツも12分にトライライン前スクラムのチャンスから右サイドを破ったWTB高橋汰地のトライで追うが、ワイルドナイツは20分のPGと27分のダミアン・デアレンデのトライ(G)で10点を加えた。(38-10)
ラスト10分強で18点ビハインドとなったヴェルブリッツは、31分に右サイドを破ったWTBジョセフ・マヌのトライ、40分にジョセフ・マヌの前方へのキックを起点としてSH茂野海人のトライ(G)で追い上げたところでフルタイムに。
38-22で勝利したワイルドナイツは5連勝で、D1の12チーム中唯一の全勝チームとなり首位に立つ(勝ち点23)。敗れたヴェルブリッツは1勝1分3敗(勝ち点9)で9位につける。