【リーグワン】静岡ブルーレヴズが3連勝。新年初戦は逆転で三菱重工相模原ダイナボアーズを下す。
■NTTリーグワンD1第3節・1月4日@秩父宮ラグビー場(東京)
【静岡BR 40-34 相模原DB】
開幕2連勝の静岡ブルーレヴズと1勝1敗の三菱重工相模原ダイナボアーズが2025年の初戦でマッチアップ。6点差の接戦をブルーレヴズが制した。
試合開始早々、キックチャージしたボールがインゴールに転がり、ブルーレヴズのWTBマロ・ツイタマが押さえて前半1分に先制トライを奪う。SO家村健太のコンバージョンも決まり7点を先取した。
ホストのダイナボアーズもすぐに取り返す。フェーズを重ねて前進し、5分にCTBバイフ トニシオが左中間に飛び込みトライ。SOジェームス・グレイソンもコンバージョンを通して同点に追いついた。
8分にラインアウトモールから抜けたHO日野剛志のトライでブルーレヴズが勝ち越した後、16分に敵陣深くのラインアウトからボールを受けたWTBカート=リー・アレンゼがゴールラインを割った。G成功でダイナボアーズが逆転する。(14-12)
34分のWTB小泉怜史のトライで5点を追加し、19-12のダイナボアーズリードで前半を終えた。
ダイナボアーズがPGを決めて互いに1T1Gずつマークして迎えた後半13分、ブルーレヴズがラインアウトから左に展開し、大外を抜けたマロ・ツイタマが2本目のトライ(G)。3点差に迫った。(26-29)
流れをつかんだブルーレヴズは18分にラインアウトモールからHO日野剛志、24分にマロ・ツイタマが3本目のトライ(G)を奪い逆転、11点差をつけた。(40-29)
終盤、ブルーレヴズのペナルティを誘いながら前進したダイナボアーズは左大外に展開し、WTB小泉怜史が飛び込むトライ(G)で追撃。6点差まで迫るも、以降を封じたブルーレヴズが40-34で勝利し、開幕3連勝を達成した。ブルーレヴズは勝利の勝ち点4、ダイナボアーズも7点差以内の敗戦のため1ポイントを得た。
3トライのハットトリックでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたブルーレヴズのマロ・ツイタマは、「他の選手たちがディフェンスをこじ開けてスペースを作ってくれたおかげです」と活躍を振り返った。
HO日野剛志は「今日は勝ったことが全てで、勝ったこと以外は反省だらけ」、「勝って反省できるということはチームとして力がついて来ているのかなと思います」と課題と手応えを口にし、次戦を見据えた。