【第104回全国高校大会】シード校登場の2回戦は波乱続出。京都工学院、報徳学園がそれぞれ中部大春日丘、目黒学院を撃破。佐賀工が東海大仰星に肉薄。大分東明と高鍋は抽選の末に、大分東明が3回戦へ。
12月27日に開幕した第104回全国高校大会。30日には2回戦16試合がおこなわれ、シード校が登場した。
2試合目に波乱は起きた。第1グラウンドではノーシードから勝ち上がった高鍋が、Bシードの大分東明に渾身のファイトを見せる。終盤にこそ追いつかれたが、26-26と同点で終えた。抽選の末、大分東明が次戦へ駒を進めた。
第3グラウンドでは京都工学院×中部大春日丘が対戦。超満員の中、ノーシードの京都工学院が15-7のロースコアで中部大春日丘を破った。
続く第3試合でも報徳学園が目黒学院を28-12に快勝。この日、2チーム目のシードバックを見せた。
第1グラウンドも熱戦は続き、この日登場の東海大仰星に佐賀工が迫る。10-14と4点差を追った試合終了間際に敵陣ゴール前まで攻め込んだが、最後はモールでオブストラクションのペナルティを取られ、悔し涙でノーサイドの笛を聞いた。
ノーシード4校が集うブロックに入った倉敷は、65-7と近大附和歌山に圧勝。山梨学院とともに初の3回戦進出を決めた。関商工も9大会ぶりのベスト16入りを果たした。
2回戦の結果は以下の通り。
〈2回戦/12月30日〉◎=シード校
◇第1グラウンド
桐蔭学園◎ 48-7 流経大柏
大分東明◎ ㉖-26 高鍋 *抽選
東海大仰星◎ 14-10 佐賀工
大阪桐蔭◎ 44-12 長崎北陽台
常翔学園◎ 81-14 高知中央
石見智翠館◎ 23-0 尾道
◇第2グラウンド
山梨学院 38-7 秋田工
國學院栃木◎ 59-3 明和県央
倉敷 65-7 近大附和歌山
茗溪学園◎ 86-0 盛岡工
関商工 24-14 東海大静岡翔洋
◇第3グラウンド
國學院久我山◎ 32-5 日本航空石川
京都工学院 15-7 中部大春日丘◎
報徳学園 28-12 目黒学院◎
東福岡◎ 47-3 光泉カトリック
天理◎ 36-8 昌平
撮影:早浪章弘、松村真行、毛受亮介、牛島寿人