各国代表
2024.12.13
2024年のオールブラックスMVPはウォレス・シティティ。今年代表デビュー、飛躍の1年に。
ニュージーランドラグビー協会の年間表彰「ASBラグビーアワード2024」の各賞の受賞者が12月12日に発表された。
オールブラックスの年間最優秀選手はFL/NO8ウォレス・シティティが選ばれた。シティティは今年7月19日のフィジー戦(サンディエゴ)でテストマッチデビューを果たした22歳のバックローだ。
ザ・ラグビーチャンピオンシップ、オータム・ネーションズシリーズでは187センチ・113キロのサイズで推進力のあるボールキャリーを見せるなど優れたパフォーマンスを発揮。主力としての地位を確立して、今年10キャップを獲得した。国際統括団体ワールドラグビーの2024年間最優秀新人賞(ブレイクスループレイヤー)にも選出されており、飛躍の1年となった。
なお父のセモ氏は元サモア代表でキャプテンを務めたバックローで、NTTドコモに所属していた期間はウォレス本人も大阪に住んでいた日本に縁のあるプレーヤーだ。年間最優秀選手のノミネートはシティティの他に、PRタイレル・ロマックス、LOトゥポウ・ヴァアイが名を連ねていた。
若手の年間最優秀選手にはU20代表でブルーズの2025スコッドに入った、19歳のCTB/WTBゼビ・タエリが選出された。
年間最優秀チームにはパリ五輪で2大会連続金メダルを獲得した女子セブンズ代表“ブラックファーンズ・セブンズ”が選ばれ、男女全カテゴリーの優秀選手から選ばれるケルヴィン・R・トレメイン記念年間最優秀選手はブラックファーンズ・セブンズの20歳、ジョージャ・ミラーが手にした。