国内 2024.11.29

【関東大学対抗戦プレビュー】100回目の早明戦は優勝決定戦に。王手の早稲田と得点差求められる明治が激突。

[ 編集部 ]
【関東大学対抗戦プレビュー】100回目の早明戦は優勝決定戦に。王手の早稲田と得点差求められる明治が激突。
9月22日・日体大戦以降、先発SOに定着した服部亮太(11月23日撮影:長岡洋幸)

 今週末の11月30日・12月1日に関東大学対抗戦Aグループの最終試合が各地でおこなわれる。優勝の可能性は1位早稲田大学(勝点36)、2位明治大学(勝点31)の2チームに絞られた。対抗戦で100回目の節目となる伝統の「早明戦」は今季の優勝決定戦となった。

 今年も12月の第一日曜日に開催される早明戦を迎える早大は、対抗戦でここまで唯一の6戦全勝チームだ。大学選手権3連覇中で対抗戦4連覇中の帝京大に唯一土を付ける充実のシーズンを送っている。(11月3日○48-17)対抗戦開幕当初は故障により出遅れたHO佐藤健次主将は帝京大戦から復帰。日本代表FB矢崎由高、SOに定着した1年生ロングキッカー、服部亮太らが仕掛けるアタックは破壊力抜群だ。

 対する明大はここまで5勝1敗。帝京大戦(11月17日●28-48)は相手の勢いを止められなかったが、大学ラグビー界きってのスター軍団の地力は高い。ここまでの全試合でNO8で先発出場してきた木戸大士郎主将が率いるチームはU20代表経験者も多く、今年日本代表活動に参加したWTB海老澤琥珀らのタレントを擁する。

 早大が勝利すれば2018年度(6勝1敗で帝京大と同校優勝)以来の優勝となる。明大の優勝には勝利、3トライ差以上で得られるボーナスポイントの獲得、26点以上の差をつけることが条件となる。

 仮に、明大が早大に3トライ差以上で勝利、帝京大が筑波大に3トライ差以上で勝利した場合、3校が勝点37で並ぶ。この場合、勝利数も同数(6勝1敗)、当該チーム同士の試合の勝点も同じ(7)となるため、「当該チーム同士の試合で得失点差の多いチーム」が優勝となる。

 早大は帝京大に31点差で勝利、明大は帝京大に20点差で敗戦している。帝京大の「当該チーム同士の試合で得失点差」は-11となり、早・明2チームとも上回ることは無くなった。優勝の可能性を残す明大が早大を上回るためには、26点差以上での勝利が必要となる。

【関東大学対抗戦Aグループ】
<11月30日(土)>
・14:00 筑波大 vs 帝京大
@秩父宮ラグビー場(東京)
<12月1日(日)>
・11:30 青山学院大 vs 立教大
・14:00 日本体育大 vs 慶應義塾大
@熊谷ラグビー場(埼玉)
・14:00 早稲田大 vs 明治大
@国立競技場(東京)

※お詫びと訂正
掲載当初、帝京大学に優勝可能性が残るとお伝えしましたが誤りでした。お詫びして訂正いたします。

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