【現地発ANSトピック】アイルランド、前節から7人を変更。フィジーは欧州組加入の勢いに乗って歴史的勝利に挑む。
今週のオータム・ネーションズシリーズで注目のカードのひとつ、アイルランド対フィジーの一戦は、現地時間23日午後にキックオフを迎える。
日本代表戦2試合を含む「オータム・ネーションズシリーズ」
全21試合をWOWOWでライブ配信(アーカイブ配信あり)
アイルランドはアルゼンチンに土俵際に追い込まれた前週から、7人のメンバーを変更。初キャップが2人で、SOもサム・プレンダーガストが初の先発を務める。
初キャップのひとりで6番で先発するコーマック・イズチュクは、アイルランド生まれだがナイジェリアのルーツを持つ(父親がナイジェリア人、母親がアイルランド人)。ベルファストを本拠とするアルスターに所属し、2019年にはアイルランドのセブンズ代表でもプレーした。
一方のフィジーは11月10日に敵地プリンシパリティースタジアムでウエールズから初勝利を挙げ、同16日にはバリャドリッドでスペインに33-19で勝利。欧州クラブ所属のBK選手が加わるとさらに強力なチームになることを証明した。
WTBセミ・ランドランドラを出場停止(ウエールズ戦でのレッドカード)で欠くのは痛いが、9月のパシフィックネーションズカップ日本戦でデビューし2トライを挙げたパリ五輪の銀メダリスト、ポニパテ・ロンガニマシが11番で起用される。
チームは同日午後にキャプテンズランを実施。いつも通りのリラックスした雰囲気で最後はジンビ(ウォークライ)のリハーサルで締め、讃美歌が無人のスタジアムに響き渡った。
練習後のインタビューに答えたHOテヴィタ・イカニヴェレ共同主将は、「チームはウエールズに勝って自信をつけている。ティア1トップのチームにどれだけ通用するか示していきたい。パシフィック代表として、しっかりプレーしたい」と腕をぶす。
2年前の対戦では35-17でアイルランドが勝利したが、フィジーが善戦した印象もあった。試合は日本時間23日深夜0時10分にキックオフされる。
【アイルランド登録メンバー】
- アンドリュー・ポーター
- ガス・マッカーシー
- フィンレー・ビーラム
- ジョー・マッカーシー
- タイグ・バーン
- コーマック・イズチュク
- ジョシュ・ファンデルフレイヤー
- ケアラン・ドリス(キャプテン)
- クレイグ・ケイシー
- サム・プレンダーガスト
- ジェイコブ・ストックデール
- バンディー・アキ
- ロビー・ヘンショウ
- マック・ハンセン
- ジェイミー・オズボーン
- ローナン・ケラハー
- トム・オトゥール
- トム・クラークソン
- イアン・ヘンダーソン
- キアン・プレンダーガスト
- コナー・マリー
- キアラン・フロウリー
- スチュアート・マクロスキー
【フィジー登録メンバー】
- エロニ・マウィ
- テヴィタ・イカニヴェレ(キャプテン)
- ルケ・タンギ
- メサケ・ヴォゼヴォゼ
- テモ・マヤナヴァヌア
- メリ・デレナランギ
- キティオネ・サラワ
- エリア・ザナカイヴァタ
- フランク・ロマニ
- ケイレブ・マンツ
- ポニパテ・ロンガニマシ
- チョスア・トゥイソヴァ
- ワイセア・ナヤザレヴ
- チウタ・ワイニンゴロ
- ヴアテ・カラワレヴ
- サミュエル・マタヴェシ
- ハエレティ・ヘテット
- サム・タワケ
- セタ・トゥランガゾケ
- アルバート・トゥイスエ
- ペニ・マタワル
- ヴィリモニ・ボティトゥ
- シレリ・マンガラ