三重ホンダヒート、栃木県宇都宮市への移転決定。移転時期は2026-27シーズン目標に。
リーグワン ディビジョン1の三重ホンダヒートが、主たる活動拠点を三重県鈴鹿市から栃木県宇都宮市に移転することを9月19日に発表した。移転時期は2026-27シーズンを目標にするとしている。
三重HはモビリティメーカーHondaの鈴鹿製作所のクラブとして1961年に創部。現在の組織名も本田技研工業株式会社ラグビー部とする。リーグワン初年度の2022シーズンはディビジョン2からのスタートだったが、昨季はディビジョン1に昇格し、レギュラーシーズン11位で入替戦に回るも勝利し、残留を決めた。
チームは2023年7月にHondaの「ブランディングスポーツ」と位置付けられ、2027年度の日本一を目標とし強化が進められていた。
主たるスタジアムとして使用予定の「栃木県グリーンスタジアム」は宇都宮市にある、15,000人の収容が可能な球技専用スタジアムだ。サッカーJ2・栃木SCのホームスタジアムの一つでもある。また栃木県芳賀郡芳賀町にはHondaの品質改革センターがある。
現在のホストスタジアム、「三重交通G スポーツの杜 鈴鹿」では昨季のレギュラーシーズンで7試合が開催されたが、平均観客数は2,963人だった。
活動拠点の移転後も、クラブ発祥の地である三重では試合・普及イベント・社会貢献活動などラグビーを通じた地域交流を継続するとしている。
前田芳人GMは、「リーグワン所属のラグビーチームは、企業のスポーツクラブという枠組みを超え、より事業性や収益・地域社会貢献・企業PRなどが求められる時代となり、今後継続的・発展的にチームが力を発揮するために、栃木県への移転を決めた次第です」と移転の理由・経緯を説明した。
PR藤井拓海キャプテンは、「HEATファン、特に三重県のファンの方々には三重ホンダヒートが栃木県に移っても今までと変わらず応援してもらえるように更に強く、魅力あるチームになっていきたいと思います」とコメントしている。