日本代表 2024.09.05

日本代表、PNCアメリカ戦のメンバー発表。暑い熊谷でフィジカルバトル挑む。

[ 編集部 ]
日本代表、PNCアメリカ戦のメンバー発表。暑い熊谷でフィジカルバトル挑む。
FBで先発出場する山沢拓也(中央)(撮影:イワモトアキト)

「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024」(PNC)プールBの第2戦で、9月7日に熊谷ラグビー場でアメリカ代表と対戦する日本代表の試合登録メンバー23名が5日に発表された。
 ベースはPNC第1戦のカナダ戦のメンバーで、FBは所属する早稲田大学に合流するために離脱した矢崎由高に代わり山沢拓也が先発出場する。当初リハビリテーション組として合宿に参加していたLO/FLファカタヴァ アマトはリザーブに入った。

 ゲームキャプテンはカナダ戦と同じくHO坂手淳史が務める。坂手と山沢を含め、熊谷ラグビー場をホストスタジアムとする埼玉パナソニックワイルドナイツ所属選手は5名が登録された。ディラン・ライリーはアウトサイドCTBで先発出場。SH小山大輝とCTB長田智希はリザーブで出場機会を待つ。

 メンバー発表後、オンラインでの記者会見に応じたエディー・ジョーンズHCは、対戦するアメリカについて「キックを多用し、ブレイクダウンのコンテストも激しいチーム」と評している。
 アメリカの強みであるフィジカリティはカナダ戦で出た課題の一つでもある。ナイトゲームとはいえ高温下のコンディションが想定される熊谷での試合をふまえ、改善に取り組んだフィジカル面でアメリカに挑む構えを示した。

 カナダ戦に続きリザーブに入った本大会のキャプテン、SO/CTB立川理道は、自分たちのコントロールが及ばない様々な状況を想定したトレーニングに取り組んだと話す。実際の試合においても「現場で判断できるリーダー陣がいる」と試合での対応にも自信を見せた。
 迅速かつフレキシブルなプレー選択がなされる、「超速ラグビー」の成長を観たい。

<日本代表 PNCアメリカ戦(9月7日19時05分キックオフ@熊谷ラグビー場)登録メンバー>
▼スターティングXV
1.三浦 昌悟(トヨタヴェルブリッツ・180cm, 115kg・29歳・11キャップ)
2.坂手 淳史 〇(埼玉パナソニックワイルドナイツ・180cm, 104kg・31歳・45キャップ)
3.為房 慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ・180cm, 108kg・23歳・4キャップ)
4.サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ・202cm, 120kg・29歳・6キャップ)
5.ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京・201cm, 117kg・22歳・15キャップ)
6.ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ・192cm, 102kg・24歳・3キャップ)
7.下川 甲嗣(東京サントリーサンゴリアス・188cm, 105kg・25歳・7キャップ)
8.ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ・187cm, 112kg・27歳・9キャップ)
9.藤原 忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ・171cm, 76kg・25歳・3キャップ)
10.李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ・176cm, 86kg・23歳・15キャップ)
11.マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ・182cm, 91kg・28歳・1キャップ)
12.ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ・188cm, 93kg・28歳・1キャップ)
13.ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ・187cm, 102kg・27歳・21キャップ)
14.ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京・177cm, 95kg・30歳・12キャップ)
15.山沢 拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ・176cm, 84kg・29歳・9キャップ)
▼リザーブ
16.原田 衛(東芝ブレイブルーパス東京・175cm, 101kg・25歳・4キャップ)
17.茂原 隆由(静岡ブルーレヴズ・187cm, 116kg・24歳・4キャップ)
18.竹内 柊平(浦安D-Rocks・183cm, 115kg・26歳・7キャップ)
19.ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京・195cm, 118kg・29歳・7キャップ)
20.アイザイア・マプスア(トヨタヴェルブリッツ・191cm, 112kg・23歳・1キャップ)
21.小山 大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ・171cm, 74kg・29歳・3キャップ)
22.立川 理道 ◎(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ・180cm, 94kg・34歳・57キャップ)
23.長田 智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ・179cm, 90kg・24歳・11キャップ)
〇:ゲームキャプテン
◎:PNC大会キャプテン

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