日本代表、23-25でジョージアに敗戦。一時13人で奮闘も第2次エディージャパンのテストマッチ初勝利はならず。
「リポビタンDチャレンジカップ2024」の日本代表対ジョージア代表が7月13日にユアテックスタジアム仙台でおこなわれ、23-25で日本が敗れた。退場者を出して一時、13人で戦う中奮闘したが、第2次エディー・ジャパンのテストマッチ初勝利はならなかった。
夏の夜、気温25度の中でおこなわれた、2009年以来の仙台でのテストマッチ。
試合開始早々、WTBジョネ・ナイカブラのランで日本が5mライン手前まで侵入。そこからフェーズを重ね、3分にナイカブラがトライを決めた。SO李承信がコンバージョンを成功させ、7-0で日本が先制に成功した。
その後は9分、12分にジョージアのSOルカ・マトカヴァがPGを入れてスコアを6-7とし、日本に迫る。
17分には敵陣22mラインの手前でペナルティを得た日本がショットを選択、SO李承信が沈めて10-6とした。
しかしリスタートのキックオフ直後、ブレイクダウンでのFL下川甲嗣の相手をホールドして回転し、はがすプレーがTMOで「クロコダイル・ロール」とされ、イエローカードを提示された。一時退場となり、ファールプレーレビューオフィシャル(FRPO)の判定を待つことになった。
20分、ジョージアがペナルティで侵入した左サイドのラインアウトからモールでトライ。コンバージョンは外れたが、11-10で逆転した。
25分には22mライン上の左サイドで獲得したPGをSO李承信が決め、13-11で日本が再逆転。
直後、下川のFRPOによる処分が確定し、レッドカードの判定が下った。
残り55分以上を14人で戦うことになった日本はジョージアの攻勢を受け、28分にSHミヘイル・アラニアに中央でトライを奪われた。コンバージョンも決まり、18-13で再度の逆転を許す。
前半はこのスコアのまま、ジョージアが5点リードで折り返した。
後半12分、日本が敵陣のハーフウェイライン付近中央で得たペナルティからショットを狙うも、右に逸れて失敗。
その後、16分に22mラインを超えて獲得したPGは成功、16-18で2点差に迫る。
1人少ない中で逆転を狙う日本。18分には左サイドでSH齋藤直人の裏へのキックをCTBサミソニ・トゥアがキャッチしインゴールに入るも、グラウンディングが確認できず得点とはならず。一連のプレーでジョージアのCTBギオルギ・クヴェセラゼがハイタックルでイエローカードを受けた。
その後もアタックを続け、24分には左サイドへの展開からWTB長田智希がトライ。コンバージョンも決まり、23-18で逆転に成功した。
30分以降はジョージアに攻められる時間帯が続いた。連続攻撃を受ける日本は、32分にオフサイドのペナルティを犯したLOサナイラ・ワクァがイエローカードを受けてしまう。
この判定により13人で戦うことになった日本。34分にジョージアに中央を押し込まれ、LOギオルギ・ジャヴァヒアにトライを奪われた。コンバージョン成功でスコアは25-23となり、ジョージアが試合をひっくり返す。
このまま試合は決し、日本が2点差でジョージアに敗れた。
悔しい敗戦を喫し、第2次エディー・ジャパンのテストマッチ初勝利を逃した日本代表。21日には札幌ドームでイタリア代表とのテストマッチがおこなわれる。