国内 2024.06.10

関東高校大会は桐蔭学園が2年連続優勝。國學院栃木を破り、新人大会のリベンジ達成。

[ 編集部 ]
関東高校大会は桐蔭学園が2年連続優勝。國學院栃木を破り、新人大会のリベンジ達成。
本職はSHながらSOとしてチームを牽引する2年生の竹山史人(撮影:福島宏治)
2年連続の関東王者に輝いた桐蔭学園(撮影:福島宏治)

 関東1都7県の上位校が集い7ブロックに分かれて戦う、関東高校大会の決勝および3位決定戦が6月9日に熊谷ラグビー場でおこなわれた(25分ハーフ)。

 最上位のAブロック決勝では、桐蔭学園と國學院栃木が激突。桐蔭学園が40-6のスコアで破り、関東新人大会決勝(7-10)でのリベンジを果たした。

 結果的に大差のついたファイナルとなったが、前半は拮抗した。

 先に流れを掴んだのは國學院栃木だ。立ち上がりから敵陣ゴール前まで迫り、一度はLO西野誠一朗のジャッカルに阻まれるも、再び攻勢に出た8分にPGで先制した。

 18分にもSO神尾樹凛のPGで、6-0とリードを広げた。

 しかし、桐蔭に焦りはなかった。自陣からアグレッシブに攻撃を仕掛け、WTB草薙拓海が右タッチライン際でモメンタムを生む。相手のペナルティから敵陣に入れば、オフロードを絡めた連続攻撃で最後はNO8新里堅志がトライ。ゴールも決まって、7-6と逆転した(20分)。

 直後にはノーホイッスルトライを挙げて、さらにリードを広げた。自陣からSO竹山史人が自らのランで仕掛け、ラックを作らずにパスを繋ぎ、FL小川健輔がインゴールに入った。

 12-6で迎えた後半も桐蔭の勢いは止まらず、7分のトライを皮切りに10分で4トライを畳み掛ける。
 自陣からWTB草薙やFB古賀龍人らがダイナミックな走りでチャンスを作り、堅守で鳴らす國學院栃木のディフェンス網を突破し続けた。

 ボールポゼッションで完全に上回った桐蔭は、後半は失点もゼロで守り切り、ノートライに抑えてノーサイドを迎えた。
 昨季と同カードの決勝を制し、2年連続の関東王者となった。

◆関東高校大会の詳細リポートは6月25日発売のラグビーマガジン8月号にて掲載

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