セブンズ 2024.05.08

男子アルゼンチン代表がセブンズワールドシリーズ初制覇、女子はNZが連覇。新設のプレーオフ(マドリード大会)に臨む。

[ 編集部 ]
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男子アルゼンチン代表がセブンズワールドシリーズ初制覇、女子はNZが連覇。新設のプレーオフ(マドリード大会)に臨む。
シリーズ初制覇の男子アルゼンチン代表と連覇達成のブラックファーンズ©World Rugby

「HSBC SVNS 2024」のレギュラーシーズン最終ラウンドであるシンガポール大会が5月3日〜5日におこなわれた。

 男子は、第2ラウンドから3大会連続で優勝していたアルゼンチンがアイルランドの追い上げを2ポイント差で振り切り、初のセブンズワールドシリーズ制覇を成し遂げた。
 シンガポール大会で2大会連続優勝を成した昨季王者・ニュージーランドは3位に終わった。

 2009年に代表デビューしたアルゼンチンのレジェンド、ガストン・レボルは「タイトル獲得はとても難しい道のりだったが、このチームを信じて練習を続けて挑み続けてきた。僕らはこのタイトルに値すると思う。苦しい時もみんながひとつになって試合に勝つ。今日のハーフタイムの円陣でも、『互いを信頼して戦おう』という声が出ていた。これが僕らのチームだ」と誇った。

 女子はシリーズ制覇は最終ラウンド・シンガポール大会の決勝までもつれる大接戦だった。
 決勝に駒を進めたニュージーランドとオーストラリアは、香港セブンズ終了後に勝ち点が並んでいた。

 かつてないほどのタイトル争いを制したのは、昨季王者のニュージーランドだ。
 シリーズ序盤は苦しんだブラックファーンズだったが、4ラウンド目のバンクーバー大会から4大会連続優勝でフィニッシュ。シンガポール大会のファイナルでは31-21でオーストラリアを下し、シリーズ連覇を達成した。

 決勝でハットトリックを達成したニュージーランドのミカエラ・ブライドは、「私たちは一試合ずつ取り組んで、すべてが最後の試合のように捉えて戦いたかったし、実際にそうすることができた。不安定なところもあったが勢いを取り戻してここで6勝できた。本当に誇りに思う」とコメントした。

 5月31日から6月2日には、スペイン・マドリードで開催される新設のプレーオフがおこなわれる。
 シリーズ総合順位の上位8チームは「グランドファイナル」に臨む。そして9位〜12位とワールドラグビーセブンズチャレンジャーの上位4チームは「昇降格プレーオフ」に臨み、上位4チームが来季の出場権を獲得する。

◎男子レギュラーシーズン総合順位
アルゼンチン(勝ち点106)
アイルランド(104)
ニュージーランド(93)
オーストラリア(83)
フィジー(80)
フランス(80)
南アフリカ(68)
イギリス(53)
アメリカ(52)
スペイン(36)
サモア(29)
カナダ(14)

◎女子レギュラーシーズン総合順位
ニュージーランド(126)
オーストラリア(124)
フランス(104)
アメリカ(85)
カナダ(80)
フィジー(68)
アイルランド(66)
イギリス(39)
日本(34)
ブラジル(32)
南アフリカ(23)
スペイン(17)

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