国内 2024.05.05

【リーグワンD1最終節】ブレイブルーパス、盤石の勝利。ブルーレヴズは引退を表明したSH矢富勇毅が後半19分までプレー

[ 編集部 ]
【リーグワンD1最終節】ブレイブルーパス、盤石の勝利。ブルーレヴズは引退を表明したSH矢富勇毅が後半19分までプレー
豪快に突進するBL東京のLOワーナー・ディアンズ(撮影:服部有美)

 ジャパンラグビー リーグワンのディビジョン1は5月5日、最終第16節の残り3試合が行われ、レギュラーシーズンの順位が確定した。

 2位でのプレーオフ準決勝進出を決めている東芝ブレイブルーパス東京は、静岡ブルーレヴズと相手の本拠地ヤマハスタジアムで対戦。この日、約1か月ぶりに復帰したSOリッチー・モウンガを軸にホストチームを攻め立てる。8分、オールブラックスの10番が持ち前の正確な長いパスをFLシャノン・フリゼルに通して先制。勢いに乗ったブレイブルーパスは、19分までにさらに2つのトライを重ね、19-0と主導権を握る。

 ブルーレヴズも黙っていない。26分、トライランキング1位のWTBマロ・ツイタマが自慢の快足でタッチライン際を突破。折り返しのパスをFB山口楓斗が受けてインゴールを陥れる。35分にはSOサム・グリーンがPGを決めるなど、9点のビハインド(19-10)で前半を終えた。

 しかし後半は、ブレイブルーパスが明確にペースを掌握。10分にWTBジョネ ・ナイカブラ、18分にはモウンガが連続してトライを決め、33-13と突き放す。23分にはLOワーナー・ディアンズが自陣からのキックの跳ね返りを懐におさめて独走。その後もスペースを効果的に使うアタックで3トライを追加し、59-20の大勝を飾った。

 総勝点を65まで伸ばしたブレイブルーパスは、5月19日の準決勝(@秩父宮ラグビー場、14:05キックオフ)で3位の東京サントリーサンゴリアスと対戦。敗れたブルーレヴスは8位で全日程を終了した。

 また今季限りでの引退を表明したSH矢富勇毅は先発に名を連ね、後半19分までプレー。交代を告げられると、グラウンドに深々と一礼してベンチに下がる。その姿に1万3814人の観衆から万雷の拍手が送られた。

現役最後のゲームで元気な姿を見せたブルーレヴズのSH矢富勇毅(撮影:服部有美)

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