国内 2024.04.21

三重ホンダヒートが東芝ブレイブルーパス東京相手に健闘。マテーラ、リーチが戦列復帰。

[ 編集部 ]
三重ホンダヒートが東芝ブレイブルーパス東京相手に健闘。マテーラ、リーチが戦列復帰。
突進するブレイブルーパスのニコラス・マクラカン。サポートにつくリーチ マイケル(撮影:平本芳臣)


 リーグワンのディビジョン1に昇格した今季、これまで1勝しかしていない三重ホンダヒートだが、残り試合と入替戦へ向け、自信をつけたか。4月21日、地元の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で2位の東芝ブレイブルーパス東京に挑み、勝利をつかむことはできなかったものの、7-8と健闘した。

 昨年のワールドカップで太もも裏を負傷(ハムストリングスを断裂)し、長期離脱していたアルゼンチン代表のパブロ・マテーラがヒートの8番をつけて今季初登場。試合開始早々に強烈なタックルとジャッカルを決めて会場を沸かせ、前半40分間、元気にプレーして上々の復帰戦となった。

復帰したパブロ・マテーラ。ヒートに頼もしい男が戻ってきた (C)JRLO

 そして、ヒートは0-0で迎えた後半早々、ショートパントを使ってボールを手にしたWTB渡部寛太がゴールへ走りきり、先制した。
 マテーラと同じく、ヒートのインターナショナルプレーヤーである南アフリカ代表LOフランコ・モスタートは、ラインアウトスチールを連発してブレイブルーパスにプレッシャーをかけ、チェイス、タックル、ブレイクダウンとハードワーク。オーストラリア代表キャップ保持者のFBトム・バンクスは何度も鋭い走りを見せた。

 一方のブレイブルーパスは、プレーオフ進出を決めていることもあり、数人の主力選手が欠場となったが、2月下旬の試合でふくらはぎを痛め、戦列を離れていた主将のリーチ マイケルが復帰。44分(後半4分)からNO8で出場し、チームを鼓舞した。

 すると、ブレイブルーパスは7点ビハインドで迎えた終盤の71分、敵陣深くに入り、ラインアウトからモールで押しきり5点を奪い返した。そして、76分にも攻め込んでフェイズを重ね、相手に反則があり、ペナルティゴールで逆転。このまま逃げきり、チャレンジャーのヒートを下した。

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